久々に小説を一冊、頭から尻尾まで読んだのですが、それがまた門田泰明「黒豹必殺」だからたまらない。「黒豹スペース・コンバット」や「黒豹ダブルダウン」でもよかったのですが、こちらは千五百~二千枚以上の超長編なので、とりあえず一冊で終わる「必殺」となったわけですが、これがまたなんともたまらない。グイグイ読み進めて、半日くらいで読み終えてしまいました。
というわけで、今日はそういう話題で書きたいと思います。ドコがスゴいの黒木検事。
1.黒木検事はパワーがすごい
地の文で紹介される時はすべて「ロダンの彫刻のような」であり、真っ暗闇の中でも目が見えて、氷雪吹きすさぶ中でも冷たいシャワーを浴び、銃創なんかは応急処置をしておけばいつのまにか全快します。でもって鍵はキーピックで開けますが、キーピックが使えない電子ロック式の錠などは力ずくで破壊します(!)。そしてその真価が発揮されるのは格闘時なのですが、それはまた後ほど。
2.黒木検事はテクニックがすごい
何度も修羅場をくぐっている黒木検事は、精神力でなんでもかんでも成し遂げます。戦闘機に乗っていて海上で燃料切れになった時はソ連の空母(87年当時)に無理やり着艦し、ジャンボジェットの操縦士が毒殺された時は操縦士に代わって300人以上の人々が乗った飛行機を着陸させるという離れ業を披露します。後に月まで行ったり、宇宙空間でUFOを「拳銃で」撃ち落としたりと、地球外でも活躍する黒豹はもはやポリスノーツなど目じゃないといった感じです。
また射撃の技術はしばしば取りざたされるものでして、「0.35秒」でホルスターから拳銃を抜き、1秒間に3発(後に5発)の連射をします。ドンドンドンッ。また62式機関銃+100発給弾ベルトを抱えて腰ダメで撃ちまくります。一般に日本人の体格では支えきれないと言われていますが、たいていこの銃を黒木検事が撃つ時は「阿修羅の如く」怒っている時なので、撃てます。そして撃たれた相手の半分くらいは頭が……その……「バイオハザード」でパイソンを使った時のようになります。とにかく悪人には一切容赦しないのが黒木検事なんです。
3.黒木検事は精神力がすごい
そういう、悪人には一切、全然、完膚なきまでに容赦ない黒木検事ですが、女子供弱者には非常に優しいです。パートナーである高浜沙霧には時として厳しい態度で臨みますが、それは彼女の身の安全を案じてのことであり、基本的には優しいです。特に事件に巻き込まれて怯える子供に対する優しさは手馴れたもの……と言えばいいのでしょうか。とりあえずそういう描かれ方をしていました。
また、先ほども触れましたが燃料切れになりそうな戦闘機(F14トムキャット)をたまたま通りかかった? ソ連の空母に着艦させた際、当然ながら兵士に囲まれて艦長からすごまれるのですが、一歩も引かずに不敵に笑い、挙句の果てに心服させてしまうのだからたまらない。いわく「武士道」なそうです。すごい。
……というわけで、まだまだ続きはありますが、とりあえずいったん切ります。明日はさらに考察を深め、魅力を深く掘り下げてみたいと思います。なおフェニックス空対空ミサイルを船舶に向けて発射するなど、「ん?」と思われるシーンも多分にありますので、「トンデモ」愛好者の方々にも大おすすめです。
というわけで、今日はそういう話題で書きたいと思います。ドコがスゴいの黒木検事。
1.黒木検事はパワーがすごい
地の文で紹介される時はすべて「ロダンの彫刻のような」であり、真っ暗闇の中でも目が見えて、氷雪吹きすさぶ中でも冷たいシャワーを浴び、銃創なんかは応急処置をしておけばいつのまにか全快します。でもって鍵はキーピックで開けますが、キーピックが使えない電子ロック式の錠などは力ずくで破壊します(!)。そしてその真価が発揮されるのは格闘時なのですが、それはまた後ほど。
2.黒木検事はテクニックがすごい
何度も修羅場をくぐっている黒木検事は、精神力でなんでもかんでも成し遂げます。戦闘機に乗っていて海上で燃料切れになった時はソ連の空母(87年当時)に無理やり着艦し、ジャンボジェットの操縦士が毒殺された時は操縦士に代わって300人以上の人々が乗った飛行機を着陸させるという離れ業を披露します。後に月まで行ったり、宇宙空間でUFOを「拳銃で」撃ち落としたりと、地球外でも活躍する黒豹はもはやポリスノーツなど目じゃないといった感じです。
また射撃の技術はしばしば取りざたされるものでして、「0.35秒」でホルスターから拳銃を抜き、1秒間に3発(後に5発)の連射をします。ドンドンドンッ。また62式機関銃+100発給弾ベルトを抱えて腰ダメで撃ちまくります。一般に日本人の体格では支えきれないと言われていますが、たいていこの銃を黒木検事が撃つ時は「阿修羅の如く」怒っている時なので、撃てます。そして撃たれた相手の半分くらいは頭が……その……「バイオハザード」でパイソンを使った時のようになります。とにかく悪人には一切容赦しないのが黒木検事なんです。
3.黒木検事は精神力がすごい
そういう、悪人には一切、全然、完膚なきまでに容赦ない黒木検事ですが、女子供弱者には非常に優しいです。パートナーである高浜沙霧には時として厳しい態度で臨みますが、それは彼女の身の安全を案じてのことであり、基本的には優しいです。特に事件に巻き込まれて怯える子供に対する優しさは手馴れたもの……と言えばいいのでしょうか。とりあえずそういう描かれ方をしていました。
また、先ほども触れましたが燃料切れになりそうな戦闘機(F14トムキャット)をたまたま通りかかった? ソ連の空母に着艦させた際、当然ながら兵士に囲まれて艦長からすごまれるのですが、一歩も引かずに不敵に笑い、挙句の果てに心服させてしまうのだからたまらない。いわく「武士道」なそうです。すごい。
……というわけで、まだまだ続きはありますが、とりあえずいったん切ります。明日はさらに考察を深め、魅力を深く掘り下げてみたいと思います。なおフェニックス空対空ミサイルを船舶に向けて発射するなど、「ん?」と思われるシーンも多分にありますので、「トンデモ」愛好者の方々にも大おすすめです。
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