おとといのこととなりますが、人生で一番かもしれないレベルで嬉しいことがありました。
何かって言うと、私の服装を、
「可愛い」
と言ってくださった女性がいたのです! しかも2人!
これは嬉しかったですね~本当に嬉しいです! 女性が見て可愛いって言ってくれるということは、本当に可愛いってことなのでしょう。それも知り合いとかではなく(そもそも知り合いの前ではこういう格好はしないですが)、パッと見てそういうふうに思っていただけたということは、完全に客観的な第一印象として可愛く見えたのでしょう。
そういうふうに見てもらいたくてシューラルーやセカストで可愛い服を買いまくり、自分なりにコーデを考えて着て歩いているので……自分のことを認めてもらえたような気がして……一番難しい、自分の気持ちだけではどうにもならない「客観的な感想」を対面で言ってもらえて……SNSで10万いいねもらうより嬉しいです(もらったことないですけど)。顔の見えない10万いいねよりも向かい合っての「可愛いですね」の方が私にとっては遥かに重いのです。
本当もう、私は男性でも女性でも、どっちでもいいです。女性として見てくれたのならこれ以上の喜びはありませんが、「男の娘」が可愛い服を着ている……と見られてもいいです。ノンバイナリーですから、そのあたりのことは見た人が決めてくれればいいです。ただ私は可愛いと言ってもらえると、飛び上がるくらい嬉しいです。私の中の女性らしさ……私自身の人格を肯定してもらえた気がして……とても嬉しいのです。
周りから見えなくても、確かに私の心には「女性らしさ」があります。女性として見てもらえることに自己肯定感を強く感じるメカニズムがあります。それをハッキリと確認しました。その一方で完全に男性であることを否定することはできません。だからトランスジェンダーにはなれない……私がノンバイナリーを名乗る理由はそこにあります。
こんな私のことを受け入れてもらうためには、青森じゃあダメだったでしょう。盛岡でもまだ足りないかもしれません。
やはり仙台です。仙台に来なければ……男女の分け隔てなく可愛いものを可愛いと受け入れてくれる文化があるこの街でなければ……こうして自分の心を解放することはできなかったでしょう。
私は仙台に来るべくしてきたのです。そして多くの人と出逢い、体験をし、最後は勇気を出して踏み出して……そして、受け入れてもらえたのです……。
この日の体験は私にとって一生忘れられない……忘れてはならない、忘れたくない……そんな出来事でした。これから先どんなことがあっても、この日の体験を思い出せば生きていけそうな気がします。
生きていて良かった。生きていればこそ、そう思える。だから私はこれからも生きていきます。本当に、本当にありがとうございましたあ!!
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