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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
思ったことを素直に書きます。

 人とのつながりを持ちたい感情と、「私なんか、誰とも関わらずにひっそり生きた方がいい」という感情が拮抗しています。その間に立った私の自我は何とか調停するべくあっちに気を配りこっちに気を遣い、ほとほと疲れ切ってしまいました。「僕の神経衰弱の最も甚しかりしは大正十年の年末なり。」とは芥川龍之介の『病中雑記』ですが、私もそんなことを言いたくなってしまいます。

 そうなんです。決して人とのつながりを断ちたいわけではなく「そうした方がいい」と考える私がいるんです。

 「そこまで突き止めているのなら、その考えをやめればいいじゃないか」

 そうおっしゃる向きもあるかもしれませんが、「自動思考」というのは、そう簡単には治らないんです。一応『認知療法』というのはありますが、それだって本人の不断の努力が必要なんです。

 「そんなの私だってわかってるんだ。でも、そこにたどり着くまでの今が苦しいんだ」

 だからお医者さんがいるんじゃないですか。そこにたどり着くまでのアシストをしてほしいから、話を聞いてほしいと思うし薬を処方してほしいと思うんです。最後は自分が何とかしなくちゃならないのはわかっているから、そこまで何とか導いてほしいんです。それが素人にはわからないノウハウを持ったお医者さんにやってほしいことなんです。それなのに!……

 まあ、そんな恨み言をぶつけたい医師との関係も今となっては断絶、仙台に来たらどこもかしこも予約が入れられず強制的に自助努力で何とかしなければならない状況に放り出され、実際に何とかなって来たんですけどね。

 何とかなっていたのが夢幻の如くなりなのか、それとも自転車の如く上手に乗りこなせていたのか。

 ……


 確かに心の本質は変わらないかもしれません。どこまでも私は感情的な人間だし人づきあいは上手じゃないし悪くすると「怖い」と思っちゃうし。でも、そういう状態をできるだけ遠ざける技術はこの十数年で身についたはずなんです。そういう技術で得た経験で、もっともっと生きづらさを軽減することができるはずなんです。

 このところちょっと気持ちが揺らいでいましたが、少し落ち着きを取り戻しました。やっぱり、書き出すことって大事です(これは最初に不安障害で飛び込んだ盛岡の心療内科医から教えてもらったことです)。

 でも……やっぱり怖いです!

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