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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
おはようございます

 もうすぐ衣替えですね

 高杉です(気温25度の日は半そでを着ています)。


 ふと杉山清貴さんの『夏服最後の日』という歌が大好きだったなと思い出しました。

 

 といっても、もともと私が好きだったというよりは、前職で私の直属の上司であり寮の相部屋のひとでもあったK藤さんが好きだったんですよね、杉山清貴。それで3枚組のベスト盤を、何かというと聞かされていて、そのうち好きになった。そういう経緯です。

 2015年から3年くらい? 一緒に仕事をさせていただきました。それまであまりお酒を飲まなかった私が毎日晩酌し精神的に追い込まれた時には朝から飲むようになったのは、間違いなくK藤さんの影響です。とにかくたくさんお酒を教えてもらいました。

 あとはちょっと前のドラマとかも、たくさん教えてもらいました。料飲の仕事が大好きでずっと第一線を走り続けてきたK藤さんであり、私もそれを見て一時的に料飲の世界で頑張ろうと奮起したものですが、そのK藤さんはテレビドラマを見て影響を受けたと言っていました(私の場合は失速、不時着、再起不能直前まで追い込まれましたが、それは言わなくてもいいですよね)。

 『バンビ~ノ!』『バーテンダー』『ソムリエ』それからちょっと違いますけど『ビーチボーイズ』なんかも好きでしたね。それを一緒に見たり、実写版の『るろうに剣心』3部作は、あわせて15回くらい見た気がします。


 その時期はとても楽しくて、これが人生のピークだと思っていました。

 もちろん色々なことを教えてもらったことには、とても感謝しています。うちの兄者と同い年だから5つくらい私の方が年下なのですが、部下ではなく友人と呼んでくれたことが、とても嬉しかったです。ソリッドスネークとキャンベル大佐みたいな感じです。

 そのK藤さんがいなくなって、ついでに新型コロナも流行って、精神的に相当追い込まれました。今の私は住まいも職業も、当時とは全然違うものになっています。

 そして、今の方が楽しい気持ちがあります。どちらかというと思い出したくない記憶になってしまいましたが。嫌な経験もつらい経験も、全部ひっくるめて私を作っているわけですからね。大事にしなくちゃいけないんでしょうね。


 そう思って、改めて聞いてみましたが……やっぱりもう、響かないですね。その時の楽しい気持ちを思い出そうとしても、感情がついてこないんです。杉山清貴さんの唄はとてもいいんですが、もう過去の思い出なんです。それも、まだ小林秀雄風にいうところの、余計な思いが目いっぱい付きまとって離れないような。

 

 だから私は、佐野元春さんの『約束の橋』を聴きます。オートバイを運転している時なんか、つい口ずさんじゃいますね。休みもせず(原動機付自転)車を走らせて行く~なんつって、本当に2時間も3時間も走っちゃうから。

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