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こんばんは
今日はお酒を飲まずに書きます
高杉です(書いた後飲みます)。
先日、国道6号線を爆走して福島県いわき市まで行ってきたという話をしましたが、その途中には「帰還困難区域」に指定された町があります。「この先帰還困難区域」という看板が道路のわきに立っているのですぐにわかります。
私はそれと知らずに走り抜けたのですが、実際このエリアは駐停車禁止だそうです。被災地の今を伝えるなんて言って、止まって写真を撮っていたら迷惑野郎のカテゴリに強制編入されていたことでしょう。そういうのは報道機関とか、しかるべき役割を与えられた人に任せるとして、とりあえず私は私なりの感想を言葉で伝えたいと思います。
2011年のあの日までは、ごく普通の国道でしたからね。当然道路わきには店舗が立っています。飲食店に洋服店、家電量販店にガソリンスタンド等々。 ごく普通の、人々が生活する街にある建物があるのですが、今は誰もいません。
私の心にズシリと来たのは、それらの店舗のなかには、当時のままの洋服などがハンガーにぶら下がったままだったりするところです。巡航速度で走っていたので、ちらりと目に入っただけですが、それがとてもショックでした。閉店すると決めてすべてを撤去し、建物だけが残っているというわけではありません。まるで「今日は定休日です」と言わんばかりに、当たり前のように洋服が陳列されているまま、10年以上の時間が過ぎているのです。
止まっているというのか、過ぎ去ったというのか。詳しく見て回ったわけではないので、なんとも言えませんが、とにかくこれが被災地、これが帰還困難区域の今なのだということはよくわかりました。
ある日突然、街を追い出され、家を追い出され、それから10年以上も帰ることができない。……実際にそういう状況になった人たちの気持ちは、どれほど想像しても足りないとは思いますが、こうして来てみなければ想像さえできなかったわけですからね。今回の旅で得たことは大きかったと思います。
ただ、そんな中でも、明るい話題があります。今のところ町全域が人の住めない状態になっている双葉町が、8月30日から、再び人の住める街になるというのです。特定復興再生拠点地域という舌を噛みそうなエリアにおいて、避難指示が解除されるというのです。それにともない9月5日からは、役場も復活するというのです。
果たして私ができることといえば、それぞれの街に行って見て、何かを食べたり飲んだりするくらいの微々たるものですが、9月になったらまた行きます。岩手生まれの宮城在住、時々青森とか秋田にいたこともある東北野郎の高杉は、これからは福島にも寄り添って生きていきますよ~!
今日はお酒を飲まずに書きます
高杉です(書いた後飲みます)。
先日、国道6号線を爆走して福島県いわき市まで行ってきたという話をしましたが、その途中には「帰還困難区域」に指定された町があります。「この先帰還困難区域」という看板が道路のわきに立っているのですぐにわかります。
私はそれと知らずに走り抜けたのですが、実際このエリアは駐停車禁止だそうです。被災地の今を伝えるなんて言って、止まって写真を撮っていたら迷惑野郎のカテゴリに強制編入されていたことでしょう。そういうのは報道機関とか、しかるべき役割を与えられた人に任せるとして、とりあえず私は私なりの感想を言葉で伝えたいと思います。
2011年のあの日までは、ごく普通の国道でしたからね。当然道路わきには店舗が立っています。飲食店に洋服店、家電量販店にガソリンスタンド等々。 ごく普通の、人々が生活する街にある建物があるのですが、今は誰もいません。
私の心にズシリと来たのは、それらの店舗のなかには、当時のままの洋服などがハンガーにぶら下がったままだったりするところです。巡航速度で走っていたので、ちらりと目に入っただけですが、それがとてもショックでした。閉店すると決めてすべてを撤去し、建物だけが残っているというわけではありません。まるで「今日は定休日です」と言わんばかりに、当たり前のように洋服が陳列されているまま、10年以上の時間が過ぎているのです。
止まっているというのか、過ぎ去ったというのか。詳しく見て回ったわけではないので、なんとも言えませんが、とにかくこれが被災地、これが帰還困難区域の今なのだということはよくわかりました。
ある日突然、街を追い出され、家を追い出され、それから10年以上も帰ることができない。……実際にそういう状況になった人たちの気持ちは、どれほど想像しても足りないとは思いますが、こうして来てみなければ想像さえできなかったわけですからね。今回の旅で得たことは大きかったと思います。
ただ、そんな中でも、明るい話題があります。今のところ町全域が人の住めない状態になっている双葉町が、8月30日から、再び人の住める街になるというのです。特定復興再生拠点地域という舌を噛みそうなエリアにおいて、避難指示が解除されるというのです。それにともない9月5日からは、役場も復活するというのです。
果たして私ができることといえば、それぞれの街に行って見て、何かを食べたり飲んだりするくらいの微々たるものですが、9月になったらまた行きます。岩手生まれの宮城在住、時々青森とか秋田にいたこともある東北野郎の高杉は、これからは福島にも寄り添って生きていきますよ~!
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