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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
こんにちは

 書ける時に書きます

 高杉です。


 皆様もあまり見かけることはないかもしれません。また、なければない方がいいと言えるかもしれません。私も久しぶりに見かけました。

 何を?

 横断歩道の端っこに供えられた花です。タンポポなどのような野の花とは明らかに違った雰囲気を放つ花。野花立に仕込まれた花。しおれて枯れてなお異彩を放つ花。

 頭の奥がシンと冷えるような感じがしました。車を運転していて、信号待ちで止まった時に見たので、信号が青に変わったらまた走り出しましたが、少し考えました。


 あの花は、誰が供えたのだろう。そして、誰のために、供えたのだろう。


 花が供えられた場所で過去に何があったのか。それはわかります。

 でも、県道22号線は誰のものでもありません。その出来事の当事者も、きちんと手続きを経てしかるべき場所で眠っているはずです。「私はそこにいません」って、泉下で抗議しているかもしれません。

 そのうえで、私のような、かつて起こった出来事に1ミリもかかわりのない他人中の他人が、こういう気持ちになる。それが役割だというのなら、確かに意味のあるものでしょう。改めて、交通事故ゼロへの願いを、そして、そのために自分が果たすべき役割――事故を起こさない、起こさせない――を確認した一日だったのでした。

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