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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
こんばんは

 今日は日本酒を飲みながら書きます

 高杉です(ちょっとつらいことがありました)。


 あまり詳しいことは書きませんが、こんな時、自分を慰める言葉を皆さんもお持ちのことと思います。あるいは何かしら検索して拾ってくる方もあるでしょう。大いに結構です。何につけ気の持ちようなのですから。

 私が良く思い出すのは、今も何回目かのプレイをしている『信長の野望』のセリフ。特に私が初めてクリアした『革新』の、武将たちがこの世を去る時のセリフです。

 有名な『辞世の句』がある人はそれを口にするのですが、その人のイメージを表したようなモノローグを残して去る人もいます。いくつか、あげてみましょう。正解は最後に書きます。


 「笑いたければ笑うがいい。大義を思うものは首をはねらるるまで命を惜しむものじゃ」

 「生きるだけ生きたならば死ぬることもあろうて・・・
  まったく、面白い世の中であったわ・・・」

 「おお、三途の川の向こうで皆が待っておる 
  おいも、おいも今行くぞ!!チェストーーー!!」


 そんな中で私が特に好きなのは、このセリフです。

 「くっくっく、さすがのそれがしも病を騙すことはできぬわ・・・
  これでいい、これで・・・」

 これは真田昌幸さんです。息子の信繁さんは超絶武力を誇りますが、お父さんは智謀で世の中を生きようとしました。実際、信州上田城の戦いでは数で勝る徳川軍を撃退してますし、こと戦国武将というカテゴリでいえばトップクラスの人だと思います。

 それでも「一度生を享け、滅せぬもののあるべきか」とノブじゃいや織田信長さんが口癖のように(フィクションの世界で)おっしゃっていたように、人間だれしも命に限りがあるものです。どれほど長生きしたっていつかは死ぬのです。 そのことを、気丈に笑いながらも渋々受け入れる昌幸さん。

 「これでいい、これで……」

 今では私の口癖のようになっています。

 自分の思い通りにならなくても、つらいとか苦しいとか切ないとか恥ずかしいとか、色々とネガティブな気持ちになってしまうことに出くわしたとしても、笑ってそれを受け入れられるのなら、これほど心強いことはありません。


 「これでいいのだ」

 と言ってしまうと、それはまた違うんですよね。それは赤塚不二夫氏、厳密に言えばバカボンのパパ的な感じになってしまいます。私はそこまでオプティミストになれません。

 嫌な気持ちになってしまった自分の、その悪感情、不愉快さもまとめて飲み込み、それでも前に進むために自分を奮い立たせる。グングン踏み出せるほど元気にはなれないけど、すべてを認めて、受け入れて、背負って、前に進んでいく。

 ゲームでは病死する時に聞くセリフですが、それでもまだ生きられそうな私は、前に進むためにこのセリフを今日もつぶやきます。きっとそれが「心の強さ」だと思うので。


 (それぞれ石田三成さん、前田『慶次郎』利益さん、島津義弘さんでした)

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