こんばんは
今日は休みでした
高杉です。
新入社員として走り出した私。連日研修でかなり精神的に疲弊してしまいました。元々あまり要領がよくない私ですから、教えられたことを教えられたとおりにやることができず、余計に気持ちが疲れてしまっています。
その反動もあって、今日は2時間くらいシエスタをとっていました。明るいうちに眠っていたということです。連続的にというわけではなく、30分、1時間、30分って。
その間に何をしていたのかといえば、本を読んでいました。村山早紀先生の『ルリユール』です。また。ええ、また。
過去のブログを検索してみると、どうやらこれは2014年に読んだみたいですね。いったん図書館で借りて読んで、やっぱり自分の手元に置いておきたいと思って、小林秀雄の『モオツァルト・無常という事』と同時に買ったみたいなんです。
あらすじは大体知っていますが、一言一句そらんじることができる、なんていうほどのレベルではありません。だから読み返せば、また気づかなかったことや忘れていたことに向き合い、感動をおぼえることができるのです。それと知っているから、私は何度も何度もこの本を読み返すのです。
さらにいえば、本の内容は変わらなくてもそれを読む私の状況は変わっています。2年ぶりに読んだ私は40代に突入し、さらに住む場所も仕事も変わりました。そうなると、自分が感情移入する対象も変わったり、あるいはより深くなったりして、結論を言えば非常に面白かったです。もう、一気に読み通してしまいました。
児童文学としてポプラ社から刊行され、主人公は13歳の女の子。本来であれば自分のようなオッサンが読む本ではない……かもしれません。でもこの物語には私のように、かつて子供だった大人が出てきます。特に、私のように夢見がちでろくすっぽ社会的に誇れるもののないオッサンが。
でも、そんな人が子供の頃に大好きだった本(ただし壮絶にボロボロになっている)を持ち込み、それを再生してもらうことで、自分の人生をも再生するエピソードがあるんです。
もうね、まいっちゃうくらい、今の自分と重なるんです。
主人公の女の子のお姉ちゃんがヨンフォア(CB400F)に乗ってるとか、レモンバターパスタを真似して作ったら「ん!? まちがったかな……」と首をかしげるような味だったとか、そういうのも楽しいんですけどね。でも、今の私にとっては、この人の挫折と再起の物語が、とても心に染み入りました。
「こんなの見せられ(読まされ)たら、おれも、頑張らなくちゃいけないじゃねえか」
そして私は明日からの日々を、昨日までよりも少しだけ元気に、頑張りたいと思います。なんとなく、また、すぐに読み返しそうな気もしますが――この際、なりふり構わずってやつです。子供向けだろうと女性向けだろうと、自分の心が少しでも元気になって、少しでも前に進むためのエネルギーになるのなら、私はどんどん本を読んでいきたいと思います。
最後に、軽めのトリビアをひとつ。
この本の中には「伊波はるか」という名前の人物が出てきます。これは「いば」と読みます。いま「伊波」と書けば「いなみ」と読みたくなるところですが、それはスクールアイドルの人です。確かに伊波はるかもアイドルには違いありませんが、こちらは……
率直に言えば、『美空ひばり』のようなイメージです。天性の可愛さをもって歌もお芝居もできる――といえば、それはスクールアイドルの方の伊波さんにも通じますが、違うのは、ちょっと前の時代の人だということ。そして、今はもうこの世にいない人だということです。まあ私の場合美空ひばりといえば、リアルタイムで見た昭和63年の『不死鳥コンサート』のイメージが第一なのですが。歌謡アイドルというよりは超絶カリスマ大歌手というイメージなのですが。あ~あ~川の流れのよ~うに~♪
今日は休みでした
高杉です。
新入社員として走り出した私。連日研修でかなり精神的に疲弊してしまいました。元々あまり要領がよくない私ですから、教えられたことを教えられたとおりにやることができず、余計に気持ちが疲れてしまっています。
その反動もあって、今日は2時間くらいシエスタをとっていました。明るいうちに眠っていたということです。連続的にというわけではなく、30分、1時間、30分って。
その間に何をしていたのかといえば、本を読んでいました。村山早紀先生の『ルリユール』です。また。ええ、また。
過去のブログを検索してみると、どうやらこれは2014年に読んだみたいですね。いったん図書館で借りて読んで、やっぱり自分の手元に置いておきたいと思って、小林秀雄の『モオツァルト・無常という事』と同時に買ったみたいなんです。
あらすじは大体知っていますが、一言一句そらんじることができる、なんていうほどのレベルではありません。だから読み返せば、また気づかなかったことや忘れていたことに向き合い、感動をおぼえることができるのです。それと知っているから、私は何度も何度もこの本を読み返すのです。
さらにいえば、本の内容は変わらなくてもそれを読む私の状況は変わっています。2年ぶりに読んだ私は40代に突入し、さらに住む場所も仕事も変わりました。そうなると、自分が感情移入する対象も変わったり、あるいはより深くなったりして、結論を言えば非常に面白かったです。もう、一気に読み通してしまいました。
児童文学としてポプラ社から刊行され、主人公は13歳の女の子。本来であれば自分のようなオッサンが読む本ではない……かもしれません。でもこの物語には私のように、かつて子供だった大人が出てきます。特に、私のように夢見がちでろくすっぽ社会的に誇れるもののないオッサンが。
でも、そんな人が子供の頃に大好きだった本(ただし壮絶にボロボロになっている)を持ち込み、それを再生してもらうことで、自分の人生をも再生するエピソードがあるんです。
もうね、まいっちゃうくらい、今の自分と重なるんです。
主人公の女の子のお姉ちゃんがヨンフォア(CB400F)に乗ってるとか、レモンバターパスタを真似して作ったら「ん!? まちがったかな……」と首をかしげるような味だったとか、そういうのも楽しいんですけどね。でも、今の私にとっては、この人の挫折と再起の物語が、とても心に染み入りました。
「こんなの見せられ(読まされ)たら、おれも、頑張らなくちゃいけないじゃねえか」
そして私は明日からの日々を、昨日までよりも少しだけ元気に、頑張りたいと思います。なんとなく、また、すぐに読み返しそうな気もしますが――この際、なりふり構わずってやつです。子供向けだろうと女性向けだろうと、自分の心が少しでも元気になって、少しでも前に進むためのエネルギーになるのなら、私はどんどん本を読んでいきたいと思います。
最後に、軽めのトリビアをひとつ。
この本の中には「伊波はるか」という名前の人物が出てきます。これは「いば」と読みます。いま「伊波」と書けば「いなみ」と読みたくなるところですが、それはスクールアイドルの人です。確かに伊波はるかもアイドルには違いありませんが、こちらは……
率直に言えば、『美空ひばり』のようなイメージです。天性の可愛さをもって歌もお芝居もできる――といえば、それはスクールアイドルの方の伊波さんにも通じますが、違うのは、ちょっと前の時代の人だということ。そして、今はもうこの世にいない人だということです。まあ私の場合美空ひばりといえば、リアルタイムで見た昭和63年の『不死鳥コンサート』のイメージが第一なのですが。歌謡アイドルというよりは超絶カリスマ大歌手というイメージなのですが。あ~あ~川の流れのよ~うに~♪
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