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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
こんにちは

 皆様、アイロンがけ、してますか

 高杉です。


 私たちの生きる社会には「一般常識」というものがあります。それを知らないと後ろ指をさされ、誹謗中傷糾弾その他の集中砲火、場合によっては社会システムから抹殺される憂き目にあいます。

 そうならないように義務教育課程で最低限の生活に必要なことを教わるわけですが、そのなかに「家庭科」というものがあります。洗濯の仕方、アイロンの仕方、料理の仕方など、日常生活そのものを実習を通して学ぶ科目です。

 家庭科の思い出といえば中学生のころ、ミシンの授業でクラスメイトの女の子が針をセットしている時にペダルを踏み、びっくりしたその子が号泣、家庭科の先生からきつ~くお叱りを受けたことがあります。……って、そういう話じゃなくて、今日のテーマは「アイロン」。


 先月まで勤めていたホテルでも、テーブルクロスにアイロンがけをする機会はありましたが、実はそれ以前は……20年以上、自分でアイロンを握ることがありませんでした。それこそ家庭科の授業以来です。

 何せ仕事で使うワイシャツは制服の一部としてクリーニングに出していたし、下着類は洗って乾かしたらそのままたたんでしまうし、それ以外の衣服についても同様です。今時の少年少女あるいはそれよりも少し上の若き勇者たちであれば、私のような人間は完全に社会不適合者であると認定されるでしょうが、とにかくそうやって生きてきたんです。

 ただ、今回はワイシャツも自分で洗濯して、アイロンがけをしなくちゃならない。……というわけで……。



 googleで「アイロンのかけ方」と検索。スマートフォンの画面とアイロン台に広げたワイシャツを何度も見比べながら、一生懸命やりました。

 その結果――まあ、当然クリーニング屋さんのように、あるいは家事の達人であるうちの母親のようにはいきませんが、ある程度ね。何とか「何もしないよりはマシじゃないかな」程度にはきれいになりました。

 さらにそのあとはTシャツやトランクスなどの下着類もアイロンがけの練習。数日分をまとめて洗ったから、というのもありますが、じつに30~40分くらい、やっていました。本当、家庭科の授業並みです。

 まあ下着姿なんて誰に見られるわけでもないのだから、別にアイロンがけしなくたって……とも思うのですが、やっぱりシワシワな状態よりも、少しでもピシッとしている方が気持ちがいいです。あるいは、そうやってしわが伸びる過程を見ることで、鬱々とした気持ちが若干晴れたのです。これも私の精神的なクスリになるようです。


 そ~んなわけで、なんと「アイロン」というテーマで記事を一つ書き上げてしまいました。ただ、一番言いたいのは、別にアイロンがけができないからといって社会的に抹殺されることはない、ってことです。

私だって今回、たまたま必要に迫られたり自分にとってプラスになるからやり始めたのですから。人間、必要に迫られれば何でも出来るものです。できないのは、「やらなくてもいいから」であって、それで人間の価値が決まるわけではありません。そう、たとい、おうちのテレビがモノラルだったとしても!



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