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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
「湾岸MIDNIGHTが好き」スレでこういうのを見つけました。

「オタクの聖地」秋葉原の氏神様で巫女入門

 数ある宗教の中で何よりも神道を重んじ、内心では寺とかもちょっと軽んじている節のある犬神にとって、このような催しは心から歓迎されるべきものだと思います。特に近頃家の内外でいろいろあって、神道における八百万の神々に心のよりどころを見出し始めている昨今ですので、どう思われようと一言、物を申させていただきます。


 イメージでなく、やはり巫女の仕事についている人たちって言うのは、それ相応の能力というか、我々のような俗人ができないことをしている人たちであって、一目置かれなければならないというか、一目置いています。
 先日熱田神宮で魔よけの鈴を買いましたが、その時に初穂料を納めた巫女さんはたぶん本物でしょう。何やらすごく綺麗な髪飾りを召されていて、写真を撮らせてもらいたいと思いましたがそんな俗なことはできませんで、もちろんしませんでした。
 本物じゃない巫女ってのは、有事……って言うと意味が違ってきますね。もとい、正月や例祭など、普段よりも圧倒的に忙しい折に破魔矢とかお神酒とかそういうのを売っている見た感じ俗っぽいオナノコです。
 一般に20歳未満とされており、大学の講義でやってきた時私たちは3回生ですのでまあ21歳以上というわけであり、
 「ここにいる皆さんは21歳以上ですか? あー、それじゃあダメですね。巫女さんのアルバイトをと思ったんですが、20歳以下じゃないとダメなんですよねー」
 と地元を鎮護する神社の方がおっしゃっていたので間違いないでしょう。


 まあ、それはそれで神社公認というか、そういうもんだからいいんでしょうが(私は決して受け入れられませんが)、それがさらに俗化して、間違った……とは言わないまでも、普通とは違う方向に知識と関心が向いてしまった人々によって貶められたことは、私でなくても我慢ならなかったんでしょうね。
 私だけではなく、本職の方もそのように思っていたと言うのはなんだかうれしい限りです。

 セーラー服は結構でしょう。水着や体操着で萌えるのも一向によろしいかと思われます。メイドなんていうのもまあ、特にどうとも思いません。
 けれど、「巫女」だけはいけない、と思うのです。巫女に「さん」をつけて親しみを込めるのも抵抗があります。巫女はどこまで行っても巫女であり、不可侵の神域であるように思います。


※ ちなみに私は「奇々怪界」をこよなく愛す人間ですが、あれはしっかり巫女としての本分を果たしているので、ここでの批判の対象にはあたらない、と言う見解を付け加えておきます。ひいきしてるだけじゃねえのか、なんて突っ込まないで下さいね。

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