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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
一般に欲しいものは努力して手に入れるものであって、特に大好きなスポーツカーに乗っている人などは、手に入れるために大変な努力をしているわけですよね。バイトをする、ホストをする、とかなんとか。

「湾岸ミッドナイト」で現在RX-7というスポーツカーを運転している荻島さんという人も、大学時代にめいっぱいバイトしてお金をためて買ってるわけでして、やっぱりそれが普通なんですよね。

主人公も「悪魔のZ」は解体屋で引っ張ってきたものですが最初の車はバイトでお金をためて買ったそうですし、本当に元手なしで解体屋からMR2(SW11)を持ってきたりガルウイングでバッテリー上がってるのにライトが光ったりするのはたぶん空想の四乗ぐらいありえないことなのでしょう。「彼女のカレラ」は父親の遺産がカレラRSだそうなので、少し違いますが、まあよろしい。


で、私が今乗っているCN21S(スズキ・アルト)は元手ゼロで手に入れたものです。というか名義が別な方なので、かれこれ3年ぐらい借りっぱなしになっているものです。

5桁のメーターが一回り以上していて、走行距離は「不明」ですが、よく走ります。さすが鋳鉄ブロック(たぶん)だからタフですね。ブレーキはちょっと甘いですが、よく走ります。

ただやはりFDやらGT-RやらカレラRSやらランボルギーニやらフェラーリやらと比べるとちょっとコンプレックス、高嶺の花、しょぼん……となってしまうわけで、いい車に乗らないとそう行った世界の人たちのことはわからないんだろうなあ、と落ち込んでしまいます。


そうなると、免許さえ持っていなかったころがまだしも幸せだったのかもしれません。免許もなく、車もなく、運転するということは「GT3」とかをやること。ゲームをやることがそのまま「運転する楽しみ」なのですから、ランエボだろうとFDだろうとレーシングカーだろうと思いのまま。

プレステ2のコントローラを握り締めて「やはりFDのシャープさはピカイチだね」とか「チューンしてもちゃんとついてくるから、RB26はすごいよ」などと無邪気にうそぶくことができたのですから。


夢を見て楽しみたいと思っても、夢を見る手前に現実が見えてしまうのは、ほんの少しつらいです。車が好きでない人は、そういうコンプレックスでしょんぼりすることがない分、幸せだと思います。私もそうなろうと思って生きてきましたが、やっぱりこころの基礎に自動車への気持ちがあるせいか、ちょっと無理なようです……。

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