こんばんは。
今日はちょっとシビアな話を
いぬがみです。
安倍首相が本日「緊急事態宣言」をして、いよいよ新型コロナウイルスの「禍(わざわい)」が国家存亡の危機にまで来たのか……ということを確認しました。実際、安倍首相も「戦後最大の危機」と会見で語り、それに対する経済対策の内容は空前絶後、とにかくとてつもないものです。さほど政治や経済に明るくない私でさえ、
「そんなお金、どこにあるの」
と心配になってしまうくらい巨大なものです。もっとも、私自身も(たぶん)雇用調整助成金とか、そういうののおかげで生きながらえているのだと思うのですが……。
正直なところ私は立憲民主党推し……というか東日本大震災の時に、立場上仕方ないとはいえ、常に会見をしていた枝野氏推しであり、これまで自民党に投票したことは一度もないのですが、ここはそういうことは抜きにして、まずは安倍首相を信じることにしましょう。細かいところで言えば、アレコレ異論があるとは思います。私だって、丸ごと安倍首相の言う通りに何もかもがうまくいくとは思っていません。
でも、とにかく今、目の前のことをやるしかないじゃないですか。できることをやるしかないじゃないですか。
それはグーッとズームインして、日本全体ではなく私の職場もそうです。
かつては私も一緒に働く誰が好きだとか嫌いだとか、一緒に仕事をしたいとかしたくないとか、そういう話をしていました。しかしながら去年の6月くらいからでしょうか。うちのホテルの基幹を担っていたような人たちから、次代を担う新卒の子たちまで、とにかく毎月1~3人くらいのペースで人がいなくなりました。
何よりも私自身が、この会社を辞めようと思いました。2月にほかのホテルに応募し、面接し、実際に内定もいただきました。
しかしながら、すでに――言うまでもありませんが、もはや世界的に、そんなことを言っている状況ではなくなりました。ことに私の今の会社、それに次に行こうとしていた会社――いずれもホテル・旅館業でありますが、これらの業界は超大打撃です。インバウンド(海外からの観光客)で成り立っていたホテルは次々とクローズしていますし、国内ツアーも軒並みキャンセルとなっていて、うちのホテルも相当厳しい状況です。もしも安倍首相の雇用調整助成金というやつがなかったら、本当に私も路頭に迷っていたかもしれません。そう考えると「面倒くせえなあ」とか「おれはこの人とは絶対に合わないな」と思っていた上層部の人たちに感謝しなければならないかもしれません。社長、ありがとうございます(ペコリ)。
そういうこともあって、せっかく内定をもらったホテルに辞退を申し出て、なおもこのホテルにとどまることを選択した私。正直なところ「進むも地獄、とどまるも地獄」と言いますか、もはやどっちを選択しても苦難のない未来はないだろう……という風に思っています。
そういう選択をしてしまった以上、もう後には引けません。実家に置いている家族とも連絡を取っていません。退路を断って、今の状況を切り開くのに全力を尽くすだけです。土方さん(陸軍奉行並・土方歳三氏)の最後の戦いとなった一本木関門のアレです。「ここから退いたらオレが斬るゾ」と言われていると勝手に妄想して、やれるだけやってやろうと思います。
自分でも、何が正しいのか、わからなくなっているのかもしれません。きっとほかの人に聞けば、ずっと前からそう言われ続けていたのですが、私の選択は間違っていると言われると思います。
でも、いいんです。自分以外の誰を裏切ることになろうと、もう私は進むしかありません。こうなったら、やれるだけやってやろうと思うのです。今いる私の場所を――青森県を、十和田市を、ほんの少しだけ――
好きになってしまったから。
今日はちょっとシビアな話を
いぬがみです。
安倍首相が本日「緊急事態宣言」をして、いよいよ新型コロナウイルスの「禍(わざわい)」が国家存亡の危機にまで来たのか……ということを確認しました。実際、安倍首相も「戦後最大の危機」と会見で語り、それに対する経済対策の内容は空前絶後、とにかくとてつもないものです。さほど政治や経済に明るくない私でさえ、
「そんなお金、どこにあるの」
と心配になってしまうくらい巨大なものです。もっとも、私自身も(たぶん)雇用調整助成金とか、そういうののおかげで生きながらえているのだと思うのですが……。
正直なところ私は立憲民主党推し……というか東日本大震災の時に、立場上仕方ないとはいえ、常に会見をしていた枝野氏推しであり、これまで自民党に投票したことは一度もないのですが、ここはそういうことは抜きにして、まずは安倍首相を信じることにしましょう。細かいところで言えば、アレコレ異論があるとは思います。私だって、丸ごと安倍首相の言う通りに何もかもがうまくいくとは思っていません。
でも、とにかく今、目の前のことをやるしかないじゃないですか。できることをやるしかないじゃないですか。
それはグーッとズームインして、日本全体ではなく私の職場もそうです。
かつては私も一緒に働く誰が好きだとか嫌いだとか、一緒に仕事をしたいとかしたくないとか、そういう話をしていました。しかしながら去年の6月くらいからでしょうか。うちのホテルの基幹を担っていたような人たちから、次代を担う新卒の子たちまで、とにかく毎月1~3人くらいのペースで人がいなくなりました。
何よりも私自身が、この会社を辞めようと思いました。2月にほかのホテルに応募し、面接し、実際に内定もいただきました。
しかしながら、すでに――言うまでもありませんが、もはや世界的に、そんなことを言っている状況ではなくなりました。ことに私の今の会社、それに次に行こうとしていた会社――いずれもホテル・旅館業でありますが、これらの業界は超大打撃です。インバウンド(海外からの観光客)で成り立っていたホテルは次々とクローズしていますし、国内ツアーも軒並みキャンセルとなっていて、うちのホテルも相当厳しい状況です。もしも安倍首相の雇用調整助成金というやつがなかったら、本当に私も路頭に迷っていたかもしれません。そう考えると「面倒くせえなあ」とか「おれはこの人とは絶対に合わないな」と思っていた上層部の人たちに感謝しなければならないかもしれません。社長、ありがとうございます(ペコリ)。
そういうこともあって、せっかく内定をもらったホテルに辞退を申し出て、なおもこのホテルにとどまることを選択した私。正直なところ「進むも地獄、とどまるも地獄」と言いますか、もはやどっちを選択しても苦難のない未来はないだろう……という風に思っています。
そういう選択をしてしまった以上、もう後には引けません。実家に置いている家族とも連絡を取っていません。退路を断って、今の状況を切り開くのに全力を尽くすだけです。土方さん(陸軍奉行並・土方歳三氏)の最後の戦いとなった一本木関門のアレです。「ここから退いたらオレが斬るゾ」と言われていると勝手に妄想して、やれるだけやってやろうと思います。
自分でも、何が正しいのか、わからなくなっているのかもしれません。きっとほかの人に聞けば、ずっと前からそう言われ続けていたのですが、私の選択は間違っていると言われると思います。
でも、いいんです。自分以外の誰を裏切ることになろうと、もう私は進むしかありません。こうなったら、やれるだけやってやろうと思うのです。今いる私の場所を――青森県を、十和田市を、ほんの少しだけ――
好きになってしまったから。
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