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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
おはようございます。

 心をかたくなにしてはいけない

 いぬがみです(聖書のことばより)。


 河合隼雄・小此木啓吾先生の対談集『フロイトとユング』を読んでいます。

 それぞれの学派の専門家同士が言葉を交わす……そういう本です。フロイトはともかくユング関係の本を多少読んだうえで、改めてちょっとドキドキしながら読みました。いったんは共同研究者として親密だったものののちに袂を分かったフロイトとユング……そんな異なる流れの専門家同士が出会ったら、どうなるんだろうって。

 まあ結論から言えば、そこはとても日本人的なというか。「ユングはこう言ってるんですけど、フロイトはどうだったんですか」とかって感じで。時代も国も違った人たちが、それぞれのきっかけでフロイティアン、ユンギアンになったのですから、別に他学派に対して敵意や何やってものを持っているわけじゃないんです。

 ああ、そうだ。やっぱり日本は八百万の国だ。外国から来た知識も技術も人間も何となく受け入れてしまうのだ。

 国が違えば考え方も違う。時間が変われば考え方も変わる。その時は良かれと思ってやっても、後になって「あれは間違いだった」ってことは誰にでもあるのだし、今はとにかくそんなことを考えないでたくさん知識を取り込んで、ひたすら自分の中に落とし込み、それを材料にして自分を深めていくことが大事なんだ。そう思いました。


 今回この記事の主である『フロイトとユング』についてAmazonで調べたら、ほう、こんな本があることを知りました。



 ま、こういうのも素直に手に取ってみましょうね。いやあんまり絵が多いと、逆にイメージが先行して、受け入れづらくて……。

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