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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
こんばんは。

今日は深酒DAY

「森のキュイジーヌ」管理人のいぬがみです(明日は11時出勤なので)。


ということで今日はワインを多く飲みながら「TOKIOカケル」「ダウンタウンなう」…と、フジテレビ系列の局がない青森県ならではのタイミングで放送されるバラエティ番組を見ています。要するに遅れネット放送というか。逆にフジテレビ系列がある実家(岩手県:岩手めんこいテレビ)で、「あれ? こんな時間にやってるの!?」と驚いてしまいました。

さて、ここ数日はちょっぴり仕事が忙しくて、なかなかブログをかけずにおりましたが、今日は少し書きます。といっても、何について書いたらいいものか……。


まあタイムリーな話題はちょっと思いつかないので、いくつかあるストックの中から話をしたいと思います。今日は「カメラ」について。


これでも高校時代、写真部に所属して一通りの青春時代を通り抜けてきた手前、私にとってカメラというのは大切なものになるんだろう、ということはわかっているのですが、現実問題としてフィルムカメラを使う意義は何か? と問われると、非常に困ってしまいます。

といって、これがペンタックスSPであれば「手作業でピントを合わせ、写真を撮る過程が楽しい」と言えます。また、一時的に休眠していたものの新しい電池を入れたらまた動き出したかつての愛機α―Sweetにしても、300mm望遠レンズがあるし、1/4000の高速シャッターがあるので、携帯カメラでは追いつかないような本気の写真を撮影するときは役に立ちます。

一方で、そのα―sweetが故障した(と勘違いした?)時に買った、もうひとつの憧れカメラ「エスピオ115M」というのがあるんですが、これがまた…問題なく動くのですが、どう生かしたらいいのか、すっかり困ってしまいました。

エスピオ115Mというのは一眼レフではなくコンパクトカメラの部類に入る代物です。Wikipediaにも詳しい解説が載っていないので、主にCMによる私の印象で書いてしまいますが、いわゆる「フィンガーサイズ」(親指と人差し指を立てて四角形を作り、その中に納まるような大きさということ)なのに光学3倍ズームレンズがついている、というのがウリだったような気がします。

私はこれをハードオフのジャンク品コーナーで、315円で買いました。ええ、まだ消費税が5%だった時代です。そして、発売当時ちょっとした一眼レフ並みのプライスタグがつけられていた本機が、特に動作に問題はないけど商品価値がないのでジャンク品コーナーに放り込まれた時代に、私は買ったのです。

どうしてわざわざ、そんなものを買い求めたのかと言えば、すべてはCMのためでした。



…1996年当時、青春真っただ中だった犬神君は、このCMに出演している佐藤康恵さんに激烈ほれ込んでしまったのです。そして、その頃の自分の煮えたぎる思いに対するレクイエムというか、夢想と現実をぶつけて気持ちに整理をつけようとして、買い入れたのです。

趣味性を求めるのならペンタックスSPだし、ある程度気合の入った写真を撮りたいのならαスイートを使えばよろしい。鞄にスッと入るコンパクトさだったらスマホカメラにはかなわないし、はっきり言ってエスピオ115Mの出番はありません。それでもなおこれで写真を撮るというのなら、何か精神論というか、思いっきり青臭い理由付けが必要です。


……そういえばこないだ、その青春時代を過ごした街をふらりと歩いてきました。

大学卒業の頃、ちょっとしたゴタゴタがあって、それまで10年来住んでいた街を追い出された犬神家の一族。街は区画整理の対象となり大きく変貌、私は過去への未練を残さないために「自分の知らない街だから」というスタンスを貫いてきたのですが…いやいや、変わらない場所もたくさんありました。

そういったところを歩くと、小学6年生~大学4年生という、自分にとってもっとも多感でもっともエキサイティングな時代の思い出が一歩ごとに湧き出てきます。たとい『ポケモンGO』をやるためだ、とかって言い訳を繕っても、やっぱり感情的なことは抑えきれません。

過去には戻れないけれど、過去を捨てることはできないのです。


閑話休題。ちょっと話がわき道にそれました。

もうワインもないし(また1本、空けてしまいました)、チーズもないので、そろそろ締めくくります。ええと、カメラの話でしたよね。

そんなわけでエスピオ115M、実用性としてはもはや無価値に近い代物だと思います。でも、手元に置いていればいつか、思いがけない価値が出てきたりするかもしれません。そのことを信じてこれからも、大切に手元に置いておきたいと思います。たといメインが他の機種であったとしてもバックアップというか……ね。


追記:

当時このCMに出演されていた佐藤康恵さんは、今なおバリバリ活躍中。2012年には自身のジュエリーブランドサイトを公開したりしています。オフィシャルブログで拝見できるお姿は今なおビューティフルであり、一瞬10代の頃にタイムスリップしてしまいました。

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