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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
おはようございます

次の月給日まで、残金1万円弱

『森のキュイジーヌ』管理人のいぬがみです(両さん並に金欠状態)


最近、実家の本棚に紛れ込んでいた「ヤマタクの冒険クイズ」という本を読みました。これは大昔(出版社が81~82年ごろに倒産したそうなので、大体70年代か)に世に出回った『クイズシリーズ』のうちの一冊です。まだ熱中症という言葉がなく、日射病とか熱射病とかいうフレーズが一般的に使われていた時代です。って、もちろん今もそういう言葉がありますけど。

内容としては「サバイバル・バイブル」とか「SASサバイバル・ハンドブック」のようなものですね。無人島に漂流してしまったらどうする? とか、いきなり氷に穴が開いて水の中に落ちたらどうする? とか、各シチュエーションに応じて解決策を提示してくれます。ちなみに土砂崩れに巻き込まれたときは「とにかく泳いでみる」といいそうです(そうすると意外と顔が上に出てくるとか。ただしドーッと流れている時じゃないと無理)。


この本の著者のコメントとして、「AかBかを選ばなければいけない時、Cを選んではいけない」というものがあります。元々はボーイスカウトか何かの言葉らしいのですが、自然界でそういう二者択一を迫られたとき、Cを選ぶと待っているのは死であるというのです。

一方で、今から140年ほど前の日本でもっともダイナミックな人生を送った英傑の一人である坂本龍馬は尊攘とか佐幕とか言っていた時代に「公議」という新しい思想を日本中に広め、薩長同盟を締結させる一方で将軍家の人たちの立場も考慮する案を提示したと言われています(諸説ありますが、そのあたりの審議を論議するテーマではないので、そういうことにします)。

坂本さんは、AかBを選ばなければいけない時、Cを選んで世の中を動かしているのです。

もちろん状況が全然違うので、「だから龍馬は無人島で漂流したら野垂れ死に確定」とは言いません。坂本さんほどのアイデアマンなら、無人島だろうと火星だろうと生き延びられるはずです(『オデッセイ』か)。

どっちが絶対的に正解だってワケじゃないんでしょうが、両方の側面があるのかもしれないな、と思った次第です。たとえば結婚を目前にしたカップルが、仕事の関係で離れ離れに生活しなくちゃならなくなったとき、

「仕事と私と、どっちが大事なの!?」

と問い詰められた時の切り返しとして、

「おんしが大事や。おんしを幸せにするために、わしは離れた場所で仕事をするがだ」

と、いきなり腕組みをしながら胸を張って遠い眼をしながら言ってみてはいかがでしょうか。


(イメージ画像)

その後、唖然とする彼女の肩を抱いて「さあ、日本の夜明けは近いぜよ」などと言えば完璧です(??)。


ちなみに土佐弁については「土佐弁コンバータ よさこい龍馬」さまのご協力をいただきました。ありがとうございます。

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