今日は休日。そういうわけで岩手に帰ってブログを更新している犬神です。
ただし、今日はいつものようにいきなり岩手に帰ってきたわけではありません。現在岩手に帰省している弟者を十和田市に呼びつけ、十和田湖・奥入瀬渓流などを見せて歩いた後に一緒に帰ってきたわけです。
私にとって十和田湖周辺は半分ホームグラウンドなので、ガイドよろしく説明を交えながらご案内。ひとつの思い出を持たせてあげる事ができたのかな、と思っています。
さて十和田湖・奥入瀬渓流というのは私ごときが語るまでもなく超・有名な観光スポットでありますが、実際どうなのかというと……奥入瀬渓流の方はともかく、十和田湖周辺は全盛期を過ぎた状態であると言わざるを得ません。現実としてクローズしてしまった土産物屋あるいはホテルなどが少なくないのです。かつて多くのお客さんが入ったであろう建物は今や廃墟と化し、あたりの寂しさを強調するようです。
もちろん、そんな状況でも元気に営業している土産物屋はたくさんあります。特に今日は日曜という事もあり結構観光客の姿も多く、なかなか活気のある雰囲気でした。そうなればいくら半分ホームグラウンドとはいえ半分は岩手県民の私もついワクワクしてしまうというものです。
というわけで何軒か土産物屋をまわり、ちょくちょく買い物をしたり店先の屋台で買い食いをしたりして満喫したわけですが、この十和田湖の土産物屋というのは極めて昭和感が強い! んですよね。
昭和なおみやげの大定番である『ペナント』は、今回は発見することはできなかったのですが、それでも少々色あせた絵葉書セット・国鉄というキーワードが連発する旅行ガイドブック等々、ひょっとすると30年以上この店先に並び続けているんじゃないのか? と思われるような代物がザクザクと出てきました。
それに加えて、ふた昔くらい前によくあったファンシーグッズの数々。今でも「これのどこが、この場所に関係あるの?」と首を傾げるような土産物はよくありますが、この十和田湖の土産物屋はその陳列量が半端じゃありません。可愛らしいイラストでねぶた祭の様子などが描かれた貯金箱やレターケースなどはまだよろしい。どうして十和田湖まで来て星条旗を全面にあしらったカンペンケースやユニオンジャック柄の灰皿など、英米コンプレックス丸出しのグッズを買わなければいけないのでしょう。このあたりで頭がクラクラしてきました。
とにかくこの十和田湖周辺は、土産物屋も含めて世界遺産に登録したほうがいいんじゃないか? というくらい昭和レトロ感にあふれています。皆様もぜひ足をお運びください。そして昭和の空気がそのまんま残っている土産物屋に行き、ふらつきながら星条旗グッズを買っていってください。
と、ここからはちょっと真面目な? 話。
その星条旗グッズ云々とは別なお店に行った時のこと。お店の人からいきなり猛烈な勢いで話しかけられ、私も精一杯の受け答えをしたのですが、その流れで今は地元の某ホテルで働いていることをしゃべってしまいました。
まあ別に私は潜入捜査官とか、そういうのではないので別に職業を明かしても差し支えはないのですが、
「いつもイベントをやってくれれば、お客さんがたくさん来てくれていいよね」
という言葉を聞いた時は、思わずハッとしました。
確かにお客さんがたくさん来れば忙しいし、忙しければそれなりにしんどいのは否定しませんが、私たちホテル業も土産物屋もお客さんが来てこそ成立する商売。ヒマを持て余すような状況とは、すなわち生活が成り立たなくなる危機的な状態でもあるということです。
お店のオバサンも明るくハイテンションな状態で語るので私も笑顔で「いや〜本当にそうですよね〜」とライトな感じで受け答えしたものの、ずっとこの場所で土産物屋を経営しているオバサンからしてみれば、私なんかよりもずっとそのことを切実に感じていることでしょう。
そういうわけで、改めて申し上げます。
十和田湖、本当にいいところです。広くて大きな湖もそうですし、彫刻家・高村光太郎氏が制作した『乙女の像』もあります。龍神伝説のある十和田神社周辺はいわゆるパワースポットとして知られています。そしてそんな十和田湖周辺にある土産物屋では地元の名産品である『ヒメマス』料理やリンゴ味のソフトクリーム、そして時空を超えた多くのおみやげがあります。
だから、皆様、ぜひ足をお運びください。できれば周辺のホテルで一泊して、ゆっくりゆ〜っくりしていってください。よろしくおねがいします。
ただし、今日はいつものようにいきなり岩手に帰ってきたわけではありません。現在岩手に帰省している弟者を十和田市に呼びつけ、十和田湖・奥入瀬渓流などを見せて歩いた後に一緒に帰ってきたわけです。
私にとって十和田湖周辺は半分ホームグラウンドなので、ガイドよろしく説明を交えながらご案内。ひとつの思い出を持たせてあげる事ができたのかな、と思っています。
さて十和田湖・奥入瀬渓流というのは私ごときが語るまでもなく超・有名な観光スポットでありますが、実際どうなのかというと……奥入瀬渓流の方はともかく、十和田湖周辺は全盛期を過ぎた状態であると言わざるを得ません。現実としてクローズしてしまった土産物屋あるいはホテルなどが少なくないのです。かつて多くのお客さんが入ったであろう建物は今や廃墟と化し、あたりの寂しさを強調するようです。
もちろん、そんな状況でも元気に営業している土産物屋はたくさんあります。特に今日は日曜という事もあり結構観光客の姿も多く、なかなか活気のある雰囲気でした。そうなればいくら半分ホームグラウンドとはいえ半分は岩手県民の私もついワクワクしてしまうというものです。
というわけで何軒か土産物屋をまわり、ちょくちょく買い物をしたり店先の屋台で買い食いをしたりして満喫したわけですが、この十和田湖の土産物屋というのは極めて昭和感が強い! んですよね。
昭和なおみやげの大定番である『ペナント』は、今回は発見することはできなかったのですが、それでも少々色あせた絵葉書セット・国鉄というキーワードが連発する旅行ガイドブック等々、ひょっとすると30年以上この店先に並び続けているんじゃないのか? と思われるような代物がザクザクと出てきました。
それに加えて、ふた昔くらい前によくあったファンシーグッズの数々。今でも「これのどこが、この場所に関係あるの?」と首を傾げるような土産物はよくありますが、この十和田湖の土産物屋はその陳列量が半端じゃありません。可愛らしいイラストでねぶた祭の様子などが描かれた貯金箱やレターケースなどはまだよろしい。どうして十和田湖まで来て星条旗を全面にあしらったカンペンケースやユニオンジャック柄の灰皿など、英米コンプレックス丸出しのグッズを買わなければいけないのでしょう。このあたりで頭がクラクラしてきました。
とにかくこの十和田湖周辺は、土産物屋も含めて世界遺産に登録したほうがいいんじゃないか? というくらい昭和レトロ感にあふれています。皆様もぜひ足をお運びください。そして昭和の空気がそのまんま残っている土産物屋に行き、ふらつきながら星条旗グッズを買っていってください。
と、ここからはちょっと真面目な? 話。
その星条旗グッズ云々とは別なお店に行った時のこと。お店の人からいきなり猛烈な勢いで話しかけられ、私も精一杯の受け答えをしたのですが、その流れで今は地元の某ホテルで働いていることをしゃべってしまいました。
まあ別に私は潜入捜査官とか、そういうのではないので別に職業を明かしても差し支えはないのですが、
「いつもイベントをやってくれれば、お客さんがたくさん来てくれていいよね」
という言葉を聞いた時は、思わずハッとしました。
確かにお客さんがたくさん来れば忙しいし、忙しければそれなりにしんどいのは否定しませんが、私たちホテル業も土産物屋もお客さんが来てこそ成立する商売。ヒマを持て余すような状況とは、すなわち生活が成り立たなくなる危機的な状態でもあるということです。
お店のオバサンも明るくハイテンションな状態で語るので私も笑顔で「いや〜本当にそうですよね〜」とライトな感じで受け答えしたものの、ずっとこの場所で土産物屋を経営しているオバサンからしてみれば、私なんかよりもずっとそのことを切実に感じていることでしょう。
そういうわけで、改めて申し上げます。
十和田湖、本当にいいところです。広くて大きな湖もそうですし、彫刻家・高村光太郎氏が制作した『乙女の像』もあります。龍神伝説のある十和田神社周辺はいわゆるパワースポットとして知られています。そしてそんな十和田湖周辺にある土産物屋では地元の名産品である『ヒメマス』料理やリンゴ味のソフトクリーム、そして時空を超えた多くのおみやげがあります。
だから、皆様、ぜひ足をお運びください。できれば周辺のホテルで一泊して、ゆっくりゆ〜っくりしていってください。よろしくおねがいします。
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