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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
今回の「Racing On」の特集は旧GT1カテゴリについて。思わず足を止め、パラパラと……では済みませんでした。じっくり記事を読んでいる時間はないけど、それでも離れられない。それだけ魅力的で、そのくせ知識がない世界なのです。

ざっくりと申し上げれば「公道を走れる車が1台あればOK」といったルールなので、各社とも「先にレーシングカーを作り、そのあとロードカー仕様のものを1台作って規定をクリアする」という逆転の発想でとんでもない車を送り出した時代。結局『コスト高騰→参加台数激減→消滅』という自動車レースの世界ではお決まりの流れをたどったカテゴリ。ポルシェやメルセデス・ベンツといったヨーロッパ勢とトヨタ/日産などの国産メーカーが威信をかけてぶつかり合う世界でした。

もっとも、それは言い換えればなんでもありのインチキくさい車ばかりということなので、あまり好きになれなかった……というのもあります。これはあくまでも、そういった自動車メーカーや自動車レースになんの貢献もしていない人間の言うことなのでアレですが『ポルシェ911・GT1」の最終型なんかはね。かなりえげつないデザインだなと言わざるを得ません。

そういった感情的なものしかないGT1の世界に重厚かつ論理的な知識を与えてくれる雑誌。以前特集された『シルエットフォーミュラ』の世界と同じように、好き嫌いを超えたところに到達するためにやはり買って読まなければいけないかもしれません(ちょっと高いんだよなあ)。


ところで私がこれらの車を知ったのはPS2のゲーム「グランツーリスモ3」でした。

攻略本では「ルマンカー」と呼ばれていたこれらの車種は、ゲーム内でも最高のスペックを誇ります(屋根のある車としては)。ほんの数秒で時速320キロくらいまで加速し、曲がりやすさも抜群。自分のものとするためには大変な苦労を伴いますが、とにかく最高に楽しいクルマです。

どちらかというと私は日産派だったので、トヨタGT-one(TS020)よりは日産R390の方が好きでした。純粋レーシングカーであるマツダ787Bと並んでも違和感がないトヨタよりもいくらかロードカーっぽい雰囲気が残ってるし。記録としては3位が最高位ですが、そんなものはどうでもいいです。とにかく様々な困難を乗り越えて、きちんと信頼性のあるマシンを作り上げたことを私は評価したいと思います。


<追記>

結局1時間ほどかけて立ち読みでひと通り済ませてしまいました。エンジニアもドライバーも大きな目標に向けてしのぎを削っていた『熱』を感じることができました。そして理解が深まったので、またこれらの車を目にした時に思い出しながら好きになって行きたいと思います。

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