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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
このブログのタイトルは「お休み処いぬがみ亭」。そのタイトルにふさわしい、昭和ほっこりノスタルジーな話をしたいと思います。昭和のいる・こいる師匠とは関係ありません。

私が現在、そしてこれから本格的に仕事をすることになった岩手県花巻市にある「マルカンデパート」。常に新しい風を取り入れる盛岡市の川徳デパートと異なり、昭和な雰囲気を今も色濃く残す百貨店です。ま、5階フロアは100円均一ですけどね(それでも、ダイソーなどのテナントを入れているわけではなく、独自経営の模様)。

ここの名物と言えば6階フロアにある「大食堂」。これは私が勝手にそう言っているわけではなく、マルカン側で「大食堂」という名称を謳っています。レストランとかダイニングとかビュッフェではありません。食堂なんです。ただし場末の個人経営の食堂ではなくデパートの食堂ですから、めいっぱい洋風なデザインです。

昭和なセンスで、めいっぱい洋風なデザイン。そのため2014年現在ではノスタルジック感爆発の雰囲気になっています。オムライスとかナポリタンとかプリンアラモードといったメニューが並んでいます。……これらのメニューにピンときた方は、立派な昭和野郎(または昭和女史)です。


そんな昭和な大食堂、デパート全体の売上の7割がここから出るというウワサもある場所だけに、日曜日の18時頃でもなかなかの盛況ぶりでした。私は職場帰りだったので背広にネクタイのリーマン仕様だったんですが、結構、家族連れの人たちも多かったですね。

日曜日、家族揃って街中に繰り出し、色々と買い物したりなんだりして、最後にみんなで食事を楽しむ。場所が場所だけに、実際に私がお子様ランチを食べていたような時代(昭和60年代)を思い出しました。あの時は、確かデパートの本屋で『つるピカハゲ丸』の6巻を買ってもらったっけ。それを読みながら料理が出てくるのを待っていたっけ。あの時も窓から夜景を見ていたよな……。

あの頃は子どもの目線だったものの、今はどちらかというと父親側の目線で見てしまいますね。実際に家族がいればいいんですが(奥さんとか子どもとか)、あいにく独身彼女ナシ予定もナシという状況。いいか悪いかはともかくとして、頭の中では「自分が家族を持って、日曜日の夜にマルカンデパートにディナーを食べに来た時の記憶」がリコールされます。体験したことのない記憶が蘇る。まさに「トータル・リコール」です。


そんな日曜日の夜、探偵物語の工藤ちゃんよろしく「月に一度の豪勢なディナー」を楽しんできた私。たまにはいいよね、たまにはね。


領収書:
 
マルカンランチ(700円・税込)
ソフトクリーム(170円・税込)

計:870円

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