忍者ブログ
大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
今日は盛岡最大の祭りである八幡宮の例大祭がありました。

って、今日はもう最終日なんですけどね。そういうわけですでに閉店した屋台もあり、出店で食い倒れという毎年恒例のアレはちょっとむずかしいかなと思いました……が、まあ、そこは大丈夫でした。

焼きそば、フランクフルト、たこ焼き、フライドポテト……とにかく食べまくり、さらに沿岸から来ていたお店のカキなどをペロリといただき、目一杯腹いっぱいでした。もちろんアルコールは飲んでいません(キリンフリーは飲んだけど)。

というわけで、食うものを食ったら帰るか……とはいきません。最終日には神事・流鏑馬(やぶさめ)が執り行われるのです。


境内に設置された500mほどの馬場を『射手奉行』が駆け抜けつつ矢を放ち、さらにそのあとを『介添奉行』が追いかける。射手3人介添3人の計6人が3セット行うのが南部流鏑馬です。

ここで南部流鏑馬独特のシステムである『介添奉行』について少々説明を加えます。

これはかつて射手奉行を務めた十八歳の若者がすべての的を射抜いた時、何くれと世話を焼いていた祖父があまりのうれしさに馬場に飛び出して「よう射った、よう射った!」と賞賛したのがきっかけであると言います。

これを踏まえて現代では日の丸の扇子を振りかざして射手奉行を褒め称えつつ超高速で駆け抜けていきます。矢をつがえて射たなければいけない射手と違って、こちらはとにかく走り抜けていけばOKなので、本当にすごいスピードで駆け抜けていきます。その中の一頭は日本ダービーで6着になったG1馬だそうですから、それもそのはずです。


元より神事ですから、的に当たる・当たらないは関係ありません。本来であれば神職の人たち同様、我々も厳粛な気持ちであたらなければいけないと思うのですが……まあ、矢が的に当たれば歓声が上がるし、ゴールからスタート地点に引き返す時は拍手も出ます。南部家四十六代当主・南部利文公も観覧される中、神事はおごそかに? 終了しました。

かつては山車と屋台こそ祭りの華であり、流鏑馬というのはあまり関心がありませんでしたが、今は流鏑馬の歴史とか馬の迫力とか射手および介添奉行の技量とか……そういったアレコレが十分に理解できるので、しっかりと最初から最後まで楽しむことができました。時間的都合で山車をゆっくりと眺めることができなかった分、そういう意味では、良かったかな。

拍手[0回]

PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック