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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
昨日は、岩手県久慈市に行ってきました。現在、詳細な旅行記を作成しているところですが、あいにくと時間がないので今月中にアップロードできるかどうか……といったところです。

そこで、このブログで突然、なんの脈絡もなく、濱田マリ『フツーの人』の記事を書きます。これが今回の旅行における主なBGM(行き帰りで3周以上聞いた)だったからです。





一般的に「ハマダマリ」というと浜田麻里さんの方を想像すると思うんですが、私にとってはこっちです。現在は女優・タレントとしての地位を確立しておられますが、90年代前半には音楽エンターテイメント集団「モダンチョキチョキズ」のボーカルとしてツインテールを振り回しながら美声を披露し、関西の言葉でまくし立てるパフォーマンスで一世を風靡していました。

そして感情むき出しの思春期時代にモダチョキの洗礼を受けてしまったため、その後筋肉少女帯→人間椅子と、まったくもって不可思議な音楽志向になってしまったのですが……そんな私にとってこのソロアルバムは極めて衝撃的でした。

当時『ソロアルバム』という形態をよく理解できなかったため「濱田マリ、モダンチョキチョキズ脱退か!?」と、誰もヒトコトも言っていないのにそう思い込んでしまったこと。髪型もいつものツインテールじゃないこと。肝心の歌も、どうも面白おかしいだけじゃない……なんか、ちゃんとしたラブソングみたいな歌になってること。何もかもがショックでした。


あれから十数年が経ち、変わった歌もフツーの歌も色々と聞いて、それなりに感動したりなんだりするメンタリティを手に入れた今になって聞いてみると、なかなか……いいんですよね。以前は「フツーのラブソングに近い」と思っていた曲も、濱田マリさんらしい可笑しみと元気の良さがこもった歌詞ですし。

そんなわけで、今回のちょっと不安な感情を抱いたまま行った私の気持ちをほどよく癒すアルバムでした。お気に入りは『フツーで行こう』『愛されますよ』『ひとひと』です。なお『ひとひと』は1995年に公開された映画『トイレの花子さん』のイメージソングです。イメージソングなので劇中で流れたどうかはわかりませんが、とにかくそういうことです。

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