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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
村山早紀先生の小説で『ルリユール』という言葉を知りました。本の修復職人とか、そういったことに携わる職人のことをいうようです。

それをテーマに扱った小説を読むことで、私の「本そのものが好き」という感情にターボがかかり、その勢いのまま本を粗末にする人間たちへの呪詛の言葉をブログに書こうと思いましたが、やめました(下書きはしましたけど)。その代わり、昨日まちなかで見かけて思ったことを書きます。


昨日、諸用を済ませて自宅に帰る途中、下校中の小学生を見かけました。・・・一年生ではないようです。また、体つきもそれほど大きくないので、中学年くらいでしょうか。まあ、それはどうでもいいのですが、とりあえず女の子二人、連れ立って歩いていました。

その時に「おや?」と思ったのは、背負っているランドセルの色。ひとりは赤いランドセルだったんですが、もうひとりは「黒い」ランドセルだったんです。

無論ここで男女同権論とかそれに対する反論とか、そういうことを試みるつもりはありません。ただ、1981年生まれの私は『黒いランドセルは男子が、赤いランドセルは女子が背負うもの」ということを誰も疑わない社会で生きてきたので、女の子が黒いランドセルを背負っているのを見て「おや?」と思った。そういうことなんです。

今日びは赤黒どころか、非常に多くのカラーバリエーションがありますからね。黄色だろうと水色だろうと宇治金時色だろうと、自分が好きなカラーを選べばいい。そういう時代だから、別に珍しいことではないんでしょうね。


・・・と、ここまで書いてきて、「そういえば、おれの周りにも赤黒じゃないランドセルを背負った女の子がいたな」ということを思い出しました。別に友達だったとか、友達より大切な人だったとか、そういうわけではないのですが、その子が背負っていた薄いピンク色のランドセルが珍しかったから、印象に残っていたのです。

参考:2014年のランドセル人気色について

・・・まあ、いいでしょう。何も言いませんよ、何も・・・。

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