ちょっと感傷的な記事を書きます。
昔、筋肉少女帯が大好きでした。運動も勉強も不得意で、努力も嫌いで、行き場のないオタクなコゾーだった十代前半の頃に強く惹かれ、好きと言うか、もはや人生の指針のようになっていました。オーケンこと大槻ケンヂさんのエッセーもほぼ全部読んでましたし。
今はそれほどでもありません。一時期、活動休止していた筋肉少女帯が復帰したり、ももクロに楽曲を提供したり、『ヌイグルマー』が映画化されたりと、そういった動きはなんとなく見ていましたが、もう自分のものではないと思っていました。
社会人になりたての頃、そうやって温めてきた理念がまったく通用しなくて、完全に打ちのめされてしまったからです。そしてそこから這い上がる過程で、どうしても反社会的(?)な歌詞が合わなかったからです。アノ頃自分が否定していたような人間になることが正しいと思ったし、それでいいと思ったところもあったのです。
今でもそれが間違っていたとは思いません。そうやってきたから、何とか10年間、社会人をやってこられたのだし。
でも、自分のものではないけれど、完全に捨て去ることもできずに、ずっと持っていました。十代の頃はそれがすべてだったし、それがあったから生きてこられたというのが事実ですから。
当時はソロアルバムというものがよく理解できませんでした。何でわざわざ個人名でCDを出すの? とかって。
初めて聴いたのは桑田圭祐『孤独の太陽』で、次に聞いたのは濱田マリの『フツーの人』。そしてその次に聴いたのが大槻ケンヂ『I STAND HERE FOR YOU』でした。
なんか、すごくメッセージ色が強いというか、穏やかなアルバムです。1曲目からピアノの伴奏に乗せてオーケンさんが語りかけるようなトラックが入っていて、ちょっと戸惑ってしまったのです(『レティクル座妄想』から入ったタチなので)。そういうこともあって、あまり好きなほうではなかったのですが、今朝ふとそのキーワードを思い出しました。
I stand here for you.
I'm standing here for you.
……ダンシャリとかって言葉がありますけど、こと心の部分に関しては、無駄が多いほうがいいようです。『いつか役に立つかもしれない』と思って、とりあえず持っていれば、こんな風に思いがけず役に立つこともあるのですから。なんかこれ、内田樹先生の本でも読んだんですけど、やはりそういうもののようです。
昔、筋肉少女帯が大好きでした。運動も勉強も不得意で、努力も嫌いで、行き場のないオタクなコゾーだった十代前半の頃に強く惹かれ、好きと言うか、もはや人生の指針のようになっていました。オーケンこと大槻ケンヂさんのエッセーもほぼ全部読んでましたし。
今はそれほどでもありません。一時期、活動休止していた筋肉少女帯が復帰したり、ももクロに楽曲を提供したり、『ヌイグルマー』が映画化されたりと、そういった動きはなんとなく見ていましたが、もう自分のものではないと思っていました。
社会人になりたての頃、そうやって温めてきた理念がまったく通用しなくて、完全に打ちのめされてしまったからです。そしてそこから這い上がる過程で、どうしても反社会的(?)な歌詞が合わなかったからです。アノ頃自分が否定していたような人間になることが正しいと思ったし、それでいいと思ったところもあったのです。
今でもそれが間違っていたとは思いません。そうやってきたから、何とか10年間、社会人をやってこられたのだし。
でも、自分のものではないけれど、完全に捨て去ることもできずに、ずっと持っていました。十代の頃はそれがすべてだったし、それがあったから生きてこられたというのが事実ですから。
当時はソロアルバムというものがよく理解できませんでした。何でわざわざ個人名でCDを出すの? とかって。
初めて聴いたのは桑田圭祐『孤独の太陽』で、次に聞いたのは濱田マリの『フツーの人』。そしてその次に聴いたのが大槻ケンヂ『I STAND HERE FOR YOU』でした。
なんか、すごくメッセージ色が強いというか、穏やかなアルバムです。1曲目からピアノの伴奏に乗せてオーケンさんが語りかけるようなトラックが入っていて、ちょっと戸惑ってしまったのです(『レティクル座妄想』から入ったタチなので)。そういうこともあって、あまり好きなほうではなかったのですが、今朝ふとそのキーワードを思い出しました。
I stand here for you.
I'm standing here for you.
……ダンシャリとかって言葉がありますけど、こと心の部分に関しては、無駄が多いほうがいいようです。『いつか役に立つかもしれない』と思って、とりあえず持っていれば、こんな風に思いがけず役に立つこともあるのですから。なんかこれ、内田樹先生の本でも読んだんですけど、やはりそういうもののようです。
PR
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック