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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
なんか連日投稿になってしまいましたが、2巻目を読み終わりました。

 今回は飯塚有里も2年生。後輩もできて、いよいよボート部の主力としてステップアップしていくところです。

 もっとも、それだけ越えなければいけないハードルも高くなったということで、色々と頭を悩ませることがたくさんあります。先輩として、そして飯塚有里自身として、色々と難しいことに直面するのですね。

 それでも、何とか乗り越える。厳しい言葉を投げかける先輩も、飯塚有里のことを思えばこその言葉。そのギリギリのところで立ち直り、より大きく成長していく物語は、すでに三十代となってしまった犬神の心をも激しく打ちました。

 「飯塚有里がこれだけがんばってるんだから、お前ががんばらなくてどうするんだよ!」

 そう思って、猛烈な勢いで仕事をこなしました。なぜか次から次へと新しい仕事が舞い込んできて、かなり忙しかったのですが、それでも切り抜けることができたのは、完全に彼女たちのおかげです。


 作中で、確か飯塚有里が後輩に言った言葉だと思うんですが……記憶違いだったらゴメンナサイ……

 「つまづきが人を強くする」

 という言葉がありました。

 けだし名言である、と思うのです。

 まあ、私がこのキーワードを抜き出して書いたからといって、即効性があるわけではありません。そういう言葉を投げかける前段階のストーリィがなければ、今ひとつピンと来ないところがあると思うので、そのあたりはぜひ物語を読んでもらいたいと思うのですが、大小あわせれば10万回以上つまづいてきた私にとっては、妙に胸に響く言葉でした。いまさらジョシコーセーの言葉に感動するのも、どうかと思いますが。思いますが、でも事実ですから。


 では、次はいよいよ3年生編です。インターハイ出場、そしてその先に待っているものは……?

 すでにある程度のところまで来てしまった犬神ですが、飯塚有里には、どこまでもデカい夢を追いかけてまい進してほしいと思いつつ、読みたいと思います。

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