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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
ここ1ヶ月ばかり、山岡荘八の『徳川家康』を読んでいます。

 上下二段組で、全26巻。間違いなく私の人生でもっとも長い小説です。これ以上長い物語は宇宙英雄ローダンシリーズぐらいしか知りません。

 物語は神君家康公が生まれる少し前から始まり、たぶん亡くなる時まで続くのでしょうが、今は九州平定~小田原攻めのあたりです。巻数で言えば、12巻をちょうど読み終えたところです。


 思ったことはたくさんありますが、多くは言いません。

 思ったことや感じたことを、どんな風に書き出そうかとあれこれ思案しているうちに、「別にわざわざ語るほどのことでもない」と思ってしまうからです。

 また、あまり自分は語ることが上手でないし、それでいいような気がするからです。


 そういう人にあこがれている、というのもあるのです。

 特に印象に残っているのは、時流に抗い、自らの意地を貫き通すために死んだ柴田勝家。秀吉とも仲のいい前田利家が間に入って何とかとりなそうとしたものの、あえてそれを拒み、武士として死んだその生き方。それは以前に読んだ『天を衝く』の九戸政実公や、それから250年ぐらい後の時代に盛岡藩の家老として戦った楢山佐渡公、さらにはトシさんこと土方歳三と重なります(トシさんの意地についてはこちらを参照)。

 私自身がそういう人生を貫き通せるかと言うと、まったく自信はありません。どんな状況にあっても「生きてこそ」が信条ですから。たとい人質になろうと「三河の宿無し」と陰口を叩かれようと馬上で焼き味噌をアレしようと(詳細は「三方が原の戦い」で検索)自分のため、自分を信じてついてきてくれる人たちのためにあの手この手を尽くす家康公が好きです。


 おまけ:今週の最先端

 久々に帰ってきた弟者がツイッターとかラインとか、そういうのを当たり前のように使いこなしているのに驚愕した私。かつて「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ♪」なんて歌って一世を風靡した人がいましたが、今の時代は言いたいことを何でも言える時代のようですね。

 でも、私のように、そもそも言いたいことがあんまりないような人間では使いこなせそうにないですね。ツイッターも以前やったことがありますが(自分のホームページの宣伝のため)2回ほどでやめてしまったし。不言実行とか、そういうのはいまどきはやらないのかもしれませんが・・・それでも、私はそういう生き方を貫いてみたいと思います。そういうのがかっこいいと思うから。

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