(この記事は展覧会に行って来た直後に携帯電話で下書きしたものをベースにしています)
高校総合文化祭の岩手県大会。その美術工芸部門の展覧会が行われているというニュースをテレビで見ました。前日の夕方、たまたまテレビの県内ニュースで放送していたのです。
私自身には美術センスというか、イメージをかように具現化する能力は壊滅的に乏しいのですが、絵を見るのは大好きです。特に今年の1月4日、八戸市にて中邑真輔選手とのシングルマッチ(参照)を経験して以来、そういったことに対する興味が加速してきたのでね。
中邑選手ふうに言えば、『刺激』が得られるかもしれない。そう思って、自宅から車で30分ほどの距離にある岩手県民会館に行って来たのでした。
高校総合文化祭の岩手県大会。その美術工芸部門の展覧会が行われているというニュースをテレビで見ました。前日の夕方、たまたまテレビの県内ニュースで放送していたのです。
私自身には美術センスというか、イメージをかように具現化する能力は壊滅的に乏しいのですが、絵を見るのは大好きです。特に今年の1月4日、八戸市にて中邑真輔選手とのシングルマッチ(参照)を経験して以来、そういったことに対する興味が加速してきたのでね。
中邑選手ふうに言えば、『刺激』が得られるかもしれない。そう思って、自宅から車で30分ほどの距離にある岩手県民会館に行って来たのでした。
一階はなにかしらのメッセージを含んだポスター作品と陶芸などの展示でした。
ポスターと言えば岩手出身で資生堂の広告ポスターをいくつも製作された中村誠さんの展覧会を大学生の時代に見て以来、一家言を持っている私ですが(それほどでもない)、なかなか素敵なものばかりでした。
やはり思春期、色々と感じたり悩んだりあるのでしょう。ましてや私の時代とは比べものにならないくらい情報があふれかえり、さらに難しい時代なのでしょう。
でも、そういった時代であっても、ポスターからは強い気持ちが感じられました。目が覚めるような思いとでも言いましょうか。こういった世の中にあっても大切なものを見失わないようにしよう。私も含めて。そんな気持ちになれました。この時点で結構ドキワク状態です。
地下一階は完全に作者の世界が描かれた絵画彫刻コーナーです。自画像あり友人の肖像あり、現実世界の絵ありイメージの世界の絵あり。上手に言葉にできませんが、一言で言えばイヤーオという感じです。意味がわからないという方は『中邑真輔 イヤーオ』で検索してみてください。
……そして、私は自分で絵を描いたりする人じゃなくてよかったな、と思いました。技術的にも感覚的にも、表現することの難しさとかしんどさを知らないから、おいしいところだけかっさらうことができるから。でもってそれを自分のものにして、さらに頭の中で膨らませることができるから。
これが写真とかだと、高校時代に写真部だったこともあり、色々と考えちゃうんですよね。あと、自分と比べちゃって。それで「ああ、やっぱりオレはダメだな」と思ってしまう。それが嫌で、自分が写真部だったことを否定して生きていた時期もありました(今は『それ以上でも以下でもない』といったスタンス)。
(これはあくまでも素人考えですが)表現活動に技術は必要だと思います。技術の下支えがあって、そこにセンスが加わって、それで私のような人間をたぎらせる作品が出来上がる。そういうことなのかな、と思います。……まあ、私は批評家ではないので、たとい技術的にまずくても右脳に訴えかけてくるものがあれば、それでいいのですが。
そんなわけで、とてもよかったです。作品点数が想像の3倍くらいあったのも影響してるかもしれませんが、とにかくみずみずしい感覚に触れ、刺激受けまくりでした。さっき言ってしまいましたが、まさにイヤーオです。この展覧会でもらった刺激を生かし、よりいっそう頑張ろう。そう思った冬晴れの日でした。
*
こういう場所だから当然撮影NGだと思っていたので、カメラのたぐいは何も用意してこなかったのですが、見ると何人かの人が当たり前のように撮影をしていたのですね。やはりアマチュア作品だから、そういうこともいいのかな。……そう思って、私の心を捉えて放さない作品のいくつかを携帯カメラで撮影してしまいました。これは窃盗に等しい行為だとは思いますが…受け付けの女の子たちも見てみぬふりをしてくれたので、軽く礼をして帰ってきました。ありがとうございました。
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一階はなにかしらのメッセージを含んだポスター作品と陶芸などの展示でした。
ポスターと言えば岩手出身で資生堂の広告ポスターをいくつも製作された中村誠さんの展覧会を大学生の時代に見て以来、一家言を持っている私ですが(それほどでもない)、なかなか素敵なものばかりでした。
やはり思春期、色々と感じたり悩んだりあるのでしょう。ましてや私の時代とは比べものにならないくらい情報があふれかえり、さらに難しい時代なのでしょう。
でも、そういった時代であっても、ポスターからは強い気持ちが感じられました。目が覚めるような思いとでも言いましょうか。こういった世の中にあっても大切なものを見失わないようにしよう。私も含めて。そんな気持ちになれました。この時点で結構ドキワク状態です。
地下一階は完全に作者の世界が描かれた絵画彫刻コーナーです。自画像あり友人の肖像あり、現実世界の絵ありイメージの世界の絵あり。上手に言葉にできませんが、一言で言えばイヤーオという感じです。意味がわからないという方は『中邑真輔 イヤーオ』で検索してみてください。
……そして、私は自分で絵を描いたりする人じゃなくてよかったな、と思いました。技術的にも感覚的にも、表現することの難しさとかしんどさを知らないから、おいしいところだけかっさらうことができるから。でもってそれを自分のものにして、さらに頭の中で膨らませることができるから。
これが写真とかだと、高校時代に写真部だったこともあり、色々と考えちゃうんですよね。あと、自分と比べちゃって。それで「ああ、やっぱりオレはダメだな」と思ってしまう。それが嫌で、自分が写真部だったことを否定して生きていた時期もありました(今は『それ以上でも以下でもない』といったスタンス)。
(これはあくまでも素人考えですが)表現活動に技術は必要だと思います。技術の下支えがあって、そこにセンスが加わって、それで私のような人間をたぎらせる作品が出来上がる。そういうことなのかな、と思います。……まあ、私は批評家ではないので、たとい技術的にまずくても右脳に訴えかけてくるものがあれば、それでいいのですが。
そんなわけで、とてもよかったです。作品点数が想像の3倍くらいあったのも影響してるかもしれませんが、とにかくみずみずしい感覚に触れ、刺激受けまくりでした。さっき言ってしまいましたが、まさにイヤーオです。この展覧会でもらった刺激を生かし、よりいっそう頑張ろう。そう思った冬晴れの日でした。
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こういう場所だから当然撮影NGだと思っていたので、カメラのたぐいは何も用意してこなかったのですが、見ると何人かの人が当たり前のように撮影をしていたのですね。やはりアマチュア作品だから、そういうこともいいのかな。……そう思って、私の心を捉えて放さない作品のいくつかを携帯カメラで撮影してしまいました。これは窃盗に等しい行為だとは思いますが…受け付けの女の子たちも見てみぬふりをしてくれたので、軽く礼をして帰ってきました。ありがとうございました。
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