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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 昨日「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」で武田鉄矢さんが、

 「好きな音楽というのは、20歳~25歳くらいのあいだに聴いたものがベースになる」

 という話をされていました。


 私の場合は常に新しい音楽を求めて生きているので、必ずしもその限りではないのですが、そのころに聴いた音楽が後々までずっと影響を及ぼす……というのは、あるような気がします。

 そういう意味では、このSOFT BALLETなんかは、私の人生において奇妙なポジションを占めています。『重要』じゃなくて『奇妙』と言ったのは、「うわ~ソフトバレエ大好き大好き!」と両手を挙げて飛びつくようなタイプじゃないんですよね。毎日色々なことがある中で、そのつど色々な音楽を聴いて、元気になったり癒されたり。

 そんなこんなで乱高下を繰り返し、一段落したところで思い出して聴きホッと一息つく。そんな音楽です。とある方が『華やかなところは何もない、暗いけど、居心地がいいバー』といった趣旨のことを言っていましたが、まさにそんな感じです。

 当時は大学生。本を読んでレポートを書いてそれ以外の時間は遊びまくって……と、これまでの人生の中で現実感がもっとも薄い時期でした。それでもその時間が永遠ではないことをうすうす感じていた時期でもありましたから、なんとも不安定な時期でした。

 戻りたいような、戻りたくないような。楽しかったような、楽しいばかりじゃなかったよなというような。そんなあのころが思い出される一曲が、このソフトバレエの『メルヘンダイバー』という曲なのです(2002年)。

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