上野についた日に行った国立科学博物館。
ここの常設展では、いかにも私好みの機械がたくさんありました。「過去の最新式」と言いましょうか、当時の持てる技術をすべてつぎ込んで作られた機械の数々。日本発のテレビ受像機やら電送装置やら……。
湾岸ミッドナイトでもありましたが、0から起こした1というのは、本当にすばらしいものです。厳密には欧米で開発された何かのまねなのかもしれませんが、それでも日本らしさを盛り込んで作られたそれらの機械はなんとも魅力的です。今ではこれらのものとは比べ物にならないくらい高性能なものが、一般家庭でも使われているわけですが、当時のことを思うと……つくづく、素敵だなあと思います。
そして、私がそれと同じくらいかそれ以上に感動したのが、アナログ式の機械の数々。……詳しく仕組みをみると、「ああ、なるほどね」とは思いますが、生まれた時すでに電卓があった世代の私にとっては、「よくもこんなに面倒くさい(そして緻密で精巧で素敵な)ものを……」とため息をついてしまいました。
時代をさかのぼり、江戸時代になると、その感動と興奮はいっそう高まりました。
当時はあまり外国の文化が入ってこなかった時代ですからね。そのために日本独自の発展を遂げたものがたくさんあるわけで、それらのひとつひとつに21世紀を生きる日本人たる犬神はフムフムと感心しました。
とりわけ犬神が熱心に見たのは、いわゆる「からくり」機械の数々。先ほども書いたようにアナログ式の機械になんとも心引かれる私、大名時計とかお茶くみ人形とかといった、シンプルながらよく考えられた機械が大好きなんです。
そして今回、国立科学博物館でもっとも気に入ったのが、万年自鳴鐘……いわゆる「万年時計」です。
これっていうのは当時日本での標準だった不定時法と定時法それぞれに対応した時計に加え、曜日・十干十二支・月齢・二十四節気・京都から見た一年間の太陽と月の動きなどがわかるオプションを搭載。さらに一度ねじを巻けば200日ほど動き続けるという、ほとんどオーパーツと言ってもいいんじゃないかってくらいすさまじい代物です。
開発者は幕末から明治にかけて活躍した発明家の田中久重という人で(今の東芝の創業者らしい)、1000点を超える手作りのパーツを組み合わせ、1年間かけて作り上げたと言いますが……この人に対しては思わずロジャー・コーマン張りに「狂気に近い才能を持つ天才に違いない!」という言葉を贈りたくなってしまいます。これはもはや世界最高の工芸品でしょう。
ぜひ私もひとつ欲しいなあと思ったのですが、まあそれは冗談です。私が大名級の地位にいる人間ならば交渉の余地が1厘ほどはあるかもしれませんが、町民もいいところですからね。とりあえず別な和時計のポストカードだけを買って帰ってきました。どうせなら、万年時計のポストカードが欲しかったのですが……ま、いいです。
そういうわけで、国立科学博物館、とっても楽しかったです。
ここの常設展では、いかにも私好みの機械がたくさんありました。「過去の最新式」と言いましょうか、当時の持てる技術をすべてつぎ込んで作られた機械の数々。日本発のテレビ受像機やら電送装置やら……。
湾岸ミッドナイトでもありましたが、0から起こした1というのは、本当にすばらしいものです。厳密には欧米で開発された何かのまねなのかもしれませんが、それでも日本らしさを盛り込んで作られたそれらの機械はなんとも魅力的です。今ではこれらのものとは比べ物にならないくらい高性能なものが、一般家庭でも使われているわけですが、当時のことを思うと……つくづく、素敵だなあと思います。
そして、私がそれと同じくらいかそれ以上に感動したのが、アナログ式の機械の数々。……詳しく仕組みをみると、「ああ、なるほどね」とは思いますが、生まれた時すでに電卓があった世代の私にとっては、「よくもこんなに面倒くさい(そして緻密で精巧で素敵な)ものを……」とため息をついてしまいました。
時代をさかのぼり、江戸時代になると、その感動と興奮はいっそう高まりました。
当時はあまり外国の文化が入ってこなかった時代ですからね。そのために日本独自の発展を遂げたものがたくさんあるわけで、それらのひとつひとつに21世紀を生きる日本人たる犬神はフムフムと感心しました。
とりわけ犬神が熱心に見たのは、いわゆる「からくり」機械の数々。先ほども書いたようにアナログ式の機械になんとも心引かれる私、大名時計とかお茶くみ人形とかといった、シンプルながらよく考えられた機械が大好きなんです。
そして今回、国立科学博物館でもっとも気に入ったのが、万年自鳴鐘……いわゆる「万年時計」です。
これっていうのは当時日本での標準だった不定時法と定時法それぞれに対応した時計に加え、曜日・十干十二支・月齢・二十四節気・京都から見た一年間の太陽と月の動きなどがわかるオプションを搭載。さらに一度ねじを巻けば200日ほど動き続けるという、ほとんどオーパーツと言ってもいいんじゃないかってくらいすさまじい代物です。
開発者は幕末から明治にかけて活躍した発明家の田中久重という人で(今の東芝の創業者らしい)、1000点を超える手作りのパーツを組み合わせ、1年間かけて作り上げたと言いますが……この人に対しては思わずロジャー・コーマン張りに「狂気に近い才能を持つ天才に違いない!」という言葉を贈りたくなってしまいます。これはもはや世界最高の工芸品でしょう。
ぜひ私もひとつ欲しいなあと思ったのですが、まあそれは冗談です。私が大名級の地位にいる人間ならば交渉の余地が1厘ほどはあるかもしれませんが、町民もいいところですからね。とりあえず別な和時計のポストカードだけを買って帰ってきました。どうせなら、万年時計のポストカードが欲しかったのですが……ま、いいです。
そういうわけで、国立科学博物館、とっても楽しかったです。
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