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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
私は「花の慶次」が大好きです。主人公の前田慶次郎利益は前田利家の兄である前田利久の養子であり、実際の父親は滝川益氏であって、その人の親戚である滝川一益という人がいます。

現在、史実では関が原の合戦を迎え、天下は徳川家康の方に傾きつつあるのに私の鈴木「雑賀孫一」重秀は東日本を治める上杉氏に大苦戦を強いられ、黒田官兵衛・明智光秀といった愛着ある武士が討ち死にし、なおかつ子飼いの武将も次々と寿命でこの世を去っていくため、志半ばにしてぶん投げてしまいそうな危機のさなかにありますが、その中で滝川一益が遺した言葉がありました。

 「思えば気の休まらない一生だった。次に生まれてくる時は雀のように気楽に生きたい」

 ああ、そういう人だったんだな、と思いました。そして、忍びの出で鉄砲の達人だったこの方に一介の派遣社員に過ぎない私が重ね合わせるのも僭越ですが、「なんか、共通する部分があるなあ」と思いました。


 この7月からというもの、私の勤める会社では大きな変化がありました。ひとつは他部署との統合に伴いフロアをいっしょにしたことで、これまでにない空気が突風のように吹き込んできたこと。加えて私がこれまで後ろ盾として、そしてこの場所に入ってきてずっと背中を追いかけてきた上司の人が東京に転勤になったこと。

 とにかくはっきり言えば、ものすごく、やりづらくなりました。気苦労がこれまでの10倍になり、昨日などは午前1時まで「革新」をやり、なかなか攻めきれない自分のふがいなさに憤慨し、どうにか寝ようとしたものの寝つけず3時ごろからまた「革新」をやり、今は眠くて眠くてしかたがない状況です。

 ある程度のことであれば、気苦労を自分で飲み込んで「やってやろうじゃねえか」と開き直ることも可能ですが、こうも立て続けに来られると……つらいものがあります。

 そんな中、今日は原哲夫御大の「影武者 徳川家康」を読みました。ものすごく、とても面白かったです。「実は関が原の合戦の折、徳川家康は暗殺されていた。しかし影武者がそのあとを引き継ぎ、戦っていく」――敵方である石田三成がすごくさわやかで、反対に息子・秀忠がとんでもない大悪党という、これまでにないキャラクタ付けですっかりやられてしまいました。柳生宗矩はどことなく男塾の影慶に似ているようですね。


 いろいろ漫画を読んで、生き方の指針を見つけたいと模索しているところです。とりあえず自分としては前田様のようにさわやかに生きたいところです。当然、ちょっとパワーもセンスも足りないので、ほんの少しでも真似ができれば、といったところですが……。

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