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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 昨日は、兄者のリクエストにお答えして家族全員で八幡平へ行ってきました。

 標高1000m以上の高さを誇る名峰なのですが、それゆえ春が来るのがとても遅く、冬の通行止めが解除されたのもつい先月の20日でした。

 そして通行止めが解除されたとはいえ、雪が完全に溶けたわけではありません。道路の両側に数メートルの「雪の回廊」と呼ばれる積雪があり、その間を駆け抜けるという、この時期しか味わえない光景があるのです。

 それは確かに私も見てみたいと思っていましたし、家族そろって出かけるのも悪い気はしません。そんなこんなで愛車・ファミリアに乗って出かけたのですが……これがなかなか、困難を伴う旅でした。


 まず、八幡平山頂への道のりのひとつ「アスピーテライン」の急斜面。私のファミリアをもってしても5人乗車ゆえかそもそもの車重ゆえか、アクセルを床まで踏み抜いてもなかなか速度が上がらず、40キロほどが精一杯という状況でした。回転数は3千回転(理論上もっともトルクが出るところ)だったので、まあこれが限界なのでしょう。

 抜かれるたびに悔しい思いがこみ上げてきましたが、まあいいです。こんな非日常的な場所をらくらく走るための車ではないのですから。

 それに、仮にもっとスピードが出せるような車に乗っていたとしても、私自身の判断でアクセルを踏むことをためらうような天候でした。

 数メートル先の見通しが利かない濃霧に、降りつける雨。雪こそ降りませんでしたが、気温は確実に1ケタ台だったでしょう。そして風がメチャクチャ強かったので、体感的には冬同然の気候でした。念のために持っていった冬物のコートがあって、本当によかったです。


 そんな悪天候にもかかわらず、山頂のレストハウスにはたくさんの観光客がいました。これはちょっと意外です。

 そんな人たちにまじって、私も恒例となったポストカードを数枚買いました。

 あとは、非常に珍しい飲み物として「白樺の樹液」というのがあったので、これを飲んでみました。200mlあたり250円でしたが、そもそも樹液を飲む機会なんて今までになかったので、これが高いのか安いのかはわかりません。そしておいしかったかどうかというと、まあ、グルメ番組のリポーターみたいなリアクションを取れるようなものではありませんでした。

 「これが、樹液の味か」

 そういう印象です。……メープルシロップがあんなに甘いし、カブトムシの樹液とかもなんだか甘そうな色をしているので(実際に甘いかどうかは不明)、そういう味を想像していましたが、意外とそうではないのですね。思ったよりも淡白な味なのです。


 さて、そんな八幡平を後にして、次に私たちが向かったのは一戸町。ここでは午前中とはまったく違ったドラマが待ち受けていました。

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