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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 昨日は久々に花巻市「大沢温泉」というところに行ってきました。

 花巻南温泉峡という集落の中にあるこの場所は、温泉地の中でも屈指の老舗で、木造の建物はいかにも昭和の雰囲気。もちろんすぐ隣には宿泊客向けの現代的鉄筋コンクリート造りの「本館」がありますが、私が行くのは「自炊部」……なので、昭和のころからずっとそのまんま、な雰囲気なのです。

 入れる温泉は本館の大浴場と、自炊部の方にある内風呂と外風呂。ちょっとしたゲームコーナーなんかもあり、私のような現代っ子な温泉好きのハートもつかんでいます。

 特徴的なのは自炊部のほうにある露天風呂。……なんと混浴なんです。

 もちろんこんな時代ですからね。制度上混浴だというだけで、実質的には男湯同然です(以前、一度だけ女性が入っているのを見たことがありますが)。だから「なんと」というほどのことでもありませんが、このあたりが、いかにも老舗って感じなのかな、という気がします。

 ちなみに昨日は大雪でした。こんな寒いときに露天風呂なんて……と思いましたが、すぐそばを流れる川、降り注ぐ雪、そして川の反対側に見える古風な宿泊施設と、色々と風情のある景色を見ることができました。心身ともにリフレッシュできました。

 まだ、ちょっとやり残した仕事、懸案事項がありますが(いったん片付いた後、チェックしているときに発覚した)、とりあえずね。あと数日で本年度も終わるし、がんばろうと思います。


 *


 そういえば、昨日行った時は今まで行ったことのないフロアも見ました。

 「ピンポン・ゲートボール・ごらく場」と書かれたその場所は、やや急な階段を上がった3階部分にありました。温泉に入りに来る客はまず行かない場所です。

 行ってみるとそこは小さなステージのある宴会場のようなフロアでした。そして卓球台が2台、確かに並べられていましたが、ラケットやボールはありませんでした。

 そして人気はもちろんなく、薄暗くてさびしい雰囲気だけがそこにはありました。天井から吊り下げられたお祭りの提灯が、余計にそのさびしさを協調していたような気がします。

 ……もちろん、これはこんなタイミングで勝手にやってきた私の感想です。たぶん夏の夜とか、そういう時期であれば、大いににぎわうことでしょう。

 とりあえず、そういう場所があった。そのことがわかっただけでも、大きな収穫でした。

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