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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 昨日ラジオで震災の話を聞いていて、「ああ、そうだっけ」と思い出しました。

 あの日は休前日で、慌しく仕事をしていたのです。

 電話対応を終えて、書類書きをしている時にグラグラッと来て。

 内心では結構怖かったのですが、最初のうちは「すぐに収まるだろう」と思って、平静を装っていました。

 ところが、それがなかなか収まらない。それどころか揺れはどんどん大きくなって、収まる気配がない。

 早く収まってくれ早く収まってくれと思いました。誰かが悪意を持って揺れを激しくしているのではないか。そんな想像が浮かぶほど長い揺れでした(もちろん、そんなわけはありませんが)。

 そして停電。昼間だからまだ外からの明かりがありましたが、それでもフロアは一気に暗くなりました。

 「こんなことって、あるんだな」

 そんな気分でした。


 この時点では、津波が来るなんてことは、まったく考えていませんでした。この3年前に起きた岩手・宮城内陸地震のような崖崩れなどの心配をしていました。

 誰も想像しなかったとは思います。ただ、実際にやってきたわけです。たまたま数日前に吉村昭『三陸海岸大津波』を読んで、「ああ、こんなことがあったんだ」とかって感想を持っていましたが、それだって私が生まれるずっと前の話、歴史の話ですから。

 と、まあ、こんな感じでしょうか。あまり改めて書くことがありませんが。

 日付では明日ですが、曜日で言えば昨日。とにかくあれから1年。1年は経ちましたが、過ぎ去ったという感じはしません。ずっとあの日から地続きで今日に至る。そんな感じがします。……ペースはともかく、確実に前に進んでいるし。

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