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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
25年と数ヵ月生きてきて、初めて「きつつき」を見ました。

このところの不穏な精神を癒すために、2月の特にイベントのない静かな神社をとぼとぼとひとりで歩いていると、カツカツカツ……と乾いた音が響きました。特に人気はないし、なんだろう? と思って見上げてみると、鳥が木の幹をつついている音でした。

しばらく、魅入っていました。

テレビとか、本とか、リアルじゃないもので見たことはいっぱいあるのですが、やはり本物は違うと言うか、携帯カメラが故障していなければ記念写真を撮りたいと思ったくらい珍しいものでした。

加えて私が行った榊山稲荷神社というのは、南部の殿様のお墓があったり様々な神社があったり綺麗な庭があったり池があったりなんだりかんだりと、盛岡最強と謡われる八幡宮とはまったく違った趣がありました。

さらにいえば、神仏混淆のなごりというか、ひとつの山の中にお寺と神社がいっしょになっていて、それぞれに続く道があって、神社の境内をぐるぐると歩いていったらいつのまにかお寺の境内に入っていて、全部つながってるんだな、と感じました。

やっぱり神社、いいな、と思うのです。特に誰もいない神社ね。

家の中に引きこもっていたり、ゲームばっかりしていたり、ゲーセンにいったりなんだりかんだりと言った、物質的なもので気持ちを満たそうとしても、やっぱりちょっとむなしいし、パキシルやメイラックスなどの向精神薬をのぞけば、こういうのがいいなと思うのです。

私は特定の宗派に属しているつもりはないのですが、しいて言えば「何でもあり」というか、物の数だけ神様がいるっていう思想です。だから、それなりに好んで熊野詣をしてみたり八幡参りをしてみたり午前1時に山奥の神社めがけて爆走してみたりするのですが、ここの神様じゃなきゃダメだというのはないと思うんですよね。

……でも、今日お参りしてきた稲荷様は、五穀豊穣というか、農業・商業の神様だと言います。一介の派遣社員に過ぎない私がご利益をもらえるんでしょうか?

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