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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 何のことについて書こうか考えてみたのですが、自分自身のことであまり面白いことがなかったので、先日行われたブル中野選手の引退興行について書きたいと思います。

 以前もほんの少しだけ触れたことのある「女帝」ブル中野選手。当時小学生だった犬神にとって、女子プロレスのヒールというのはあまりにも怖くて好きになれませんでした。まあ、それでこそヒールレスラーなのかもしれませんが。

 その後アメリカに渡り、プロゴルファーを目指して大幅なダイエットにも成功したということで、本も出しておられました。確かその時は本名の『中野恵子』名義だったように思います。


 その後、再び日本に帰ってきて、結婚。さらに自分のお店を持って再び日本のメディアにも出るようになりましたが、正式な引退セレモニーをしていないということで、さる8日に興行が打たれたのですね。

 このためにわざわざ体重を100キロまで戻し、さらに当日は青く染めた髪を逆立てる『当時の』スタイルで登場。ビジョンを組み合わせながら引退試合を3試合もこなしたというからたまりません。ちゃんとそこまでやった上で、最後は完全に中野恵子さんに戻ってエンド。私はスポーツナビでその経緯を読んだだけですが、完璧な引退興行である、と思うのです。

 最近、引退興行中に引退撤回という前代未聞の横紙破りをやってのけた女子レスラーがいましたが、それと比べて、引退という言葉がいかに重く、ドラマティックであるか。そして、そのためにどれだけのことをするか。中野さんのプロ根性がバッチリ現れた興行だったと思います。


 *


 プロレス界における『引退』という言葉については、先だっての引退撤回騒動が起きた頃、プロレス系ブログの運営者の皆々様も賛否両論、アレコレと意見を出していました。ちなみに犬神は『否』に一票かな。なんか、そういうのって、あんまりよくない気がするのです。

 もちろん、いったん引退してまた復帰して、それで現役当時と同じかそれ以上の存在感を見せ付けているレスラーもいますし、そう言った人たちを見て「やっぱりスゲエなあ」と思うところはありますが、そんなことがまかり通るようになっては、それこそ『引退』の言葉が軽くなってしまいます。

 やっぱり、引退って言葉は重いし、そうあるべき。つくづくそう思います。ちなみにハヤブサさんは2001年から『長期欠場中』です。職業は『シンガーソングレスラー』です。リッキー・フジさんとか矢郷良明さんみたいなものです。矢郷さんはさらに幅広い兼業がありますが(空手道場経営、ジム経営、漫画家、論説委員長……など)。

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