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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 先日『浜村渚の数学ノート』についての記事を書いたとき、浜村渚ではなく磯村渚と書いてしまいました。

 磯村と言えば、『餓狼伝』の磯村露風ですね。タイトルの言葉はその磯村が発した言葉です。某所では台詞を改変され、こうなりました。私は『あずまんが大王』は読んだことがないのですが、少なくともこんな感じのマンガではないでしょう。

 この男が登場する13巻は、冒頭からすさまじい熱を持っています。松尾象山と力王山……史上最大の空手家とプロレスラーが、なんでもありの戦いでぶつかりあうのですから、たまりません。

 まあなんでもありと言っても、お互いに『素手』で戦うんですけどね。だから眼を突いたり、相手の腕や足をためらわずに破壊したり、凄絶で凄惨な戦いではあるのですが、純粋で、美しい戦いでもあるのです。

 読み直して、改めて、思いました。やはり私は『餓狼伝』が大好きだということ。そして『餓狼伝』の世界に思いっきり影響を受けていると言うこと。ラノベよりもさらに言葉を簡潔に削り落とした、感覚の世界。それはマンガでも表現できない極上の世界なのです。




 つい先日、よ~うやく『新・餓狼伝』の第二巻が発売されました。同時に買ったのが西尾維新の『少女不十分』と磯村……じゃなくて『浜村渚の数学ノート』。浜村渚の方はそれほど構えなくてもスッと入っていけたので、西尾維新の方ですね。この世界を一気に駆け抜けるためにも、もっと気持ちを高めていかなければ。

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