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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 盛岡市と雫石町の境目にある御所湖(ダム湖)。家から車で20分程度と言うこともあり、何かと言えば訪れる私の大好きな場所なのですが、昨日はそのほとりにある『川村美術館』というところに行って来ました。

 これは、そういうものがあることはずっと前から知っていたのですが、実際にどこにあるのかイマイチよくわからなくて、そのために行ったことがありませんでした。実際に「ああ、ここなんだ」というのを知ったのが、つい2ヵ月ほど前。

 あいにくの荒れ模様だし、こういう時は屋内施設だな、ということで実際に行って来た次第です。


 ここはかつて盛岡市岩山に存在した『橋本美術館』と同じ、個人の所蔵品を展示している市立美術館なのですが、橋本美術館よりもさらに私立度が高い建物です。なんというか、個人の家の玄関から何部屋かを開放して、そこに絵を飾っている、といった趣なのです。

 他の美術館には絶対にないであろうポイントとしては、『和室』があること。いきなり畳敷きの部屋があるのです。そこではどっかりと座ってエルミタージュ美術館や数年前に岩手県立美術館で開催された展覧会の目録などを見ることができるのですが、これがまたなんともいえない不思議な感覚でした。なんというか、旅館に来た気分というか。……いや、その雰囲気が私は大好きだから、大歓迎ですけどね。


 所蔵品はオーナーの趣味なのか、ロシアなど東欧の画家の作品が多かったです。今回開催されていた企画展もロシアの人だったし。

 東欧だからどうとか、西欧だからこうとか、そういった知識はまったくない犬神ではありますが、実際問題としてこれまで見てきた絵画と言うのは圧倒的に西欧が多かったですからね。そういった意味でも貴重な体験だったかもしれません。

 そういった部分も含めて、今までにない感覚でしたね。美術館というとコンクリートのひんやりした雰囲気があるものですが、ここは温かみがあります。湖畔の別荘に招かれて、そこで絵を眺めていると言うか、そんな気分になれるのです。


 入館料は大人500円。会場時間は9:30~17:00で、月曜日は休館です。一応ホームページもありますが、ここしばらく更新されていない模様です……?

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