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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
とりあえず自分で1周し、武器とかコスとかをちょくちょく集めていったものの、どうしてもある程度以上進めない、というわけで、ようやく先日買った攻略本「THEメイド服と機関銃 コンプリートワークス」を読みつつ、的確に評価だけを狙ったプレイをすること数時間。ようやっとすべての武器とコスを手に入れることが出来たのでした。

結果的にこのゲーム、期待して買った「湾岸ミッドナイト」がちょっとがっくりな出来だったので(注:私のコントロール技術およびPS2のパッドでは)、予想以上の大穴を引き当てたような感じでした。

まずプレイヤーがアンドロイド、もっと言えば戦闘能力が抜きん出た殺人マシン、忍者ウォーリアー、T-800というのがよろしいですね。あまりギャルゲ色を出さず、オーソドックスにというか、普遍的に「可愛い」と思う程度の色気で控えめにまとめ、残りをデスペラードな、バイオレンスな、シュート&デストロイな雰囲気に傾けたのがなかなかお気に入りポイントです。

ストーリィについては、まあ、なかなかのものではないでしょうか。ただ、この手のタイムパラドックスもの全般に言えることだと思うのですが、うーんと……たとえば「ターミネーター2」のように、過去の自分を暗殺者から守るために未来からロボットを送った、という物語の場合、ロボットを送る自分がいるのだからその時点で暗殺者の勝ち目はなくなったわけですよね(=もしも暗殺に成功していれば、そもそもロボットを送る人もいなかったことになっているわけですし……)。

まあ、そんなことはどうでもよろしいですね。とにかく「ターミネーター」にちょっとアニメティックな美少女の色をつけた佳作であると私は思います。


ゲーム自体はどうなのか。個人的にはPS2版の「鋼の錬金術師」に近いのかなと思いました。3Dの世界を駆け回り、銃を撃ち、刀で斬るっていうところが。いや、もちろん前者の方が総合的に上なのですが、そこはほら、コストのかけ方がブラックバードと御殿場のFCぐらい違うので、責めるべきではないんじゃないだろうかと。

ただ惜しむべきところもありました。

まともにプレイすると激烈に強いボスとかも、すべてのモーションをキャンセルして完全無敵状態になる「回避攻撃」を連続で決めれば楽勝ペースになってしまうということです。これさえマスターしてしまえばG36(ドイツ軍制式アサルトライフル)もバーレットM82(米軍制式対物ライフル)もRPG7(ソ連製対戦車ミサイル・「ランボー・怒りの○○」参照)もいらなくなってしまうわけですよ。

上記のテクニックは隠し武器を取るために評価を上げる関係でマスターせざるをえないのですが、それによって苦難を乗り越え、最終的にはインチキ銃(レーザー砲!)を手に入れてこれを乱射するわけですが、依然として弾数制限のある主力武器より弾数制限がない回避攻撃の方が使い勝手がいいわけで、結局何のために武器を取ったんだろう、などという気持ちにもなってしまいます。

とはいえ、まあトータルで見ればいいゲームなんじゃないの、と私は思います。やっぱりコストがかかってないから、と富永さんの口調で言ってみますが、それでも下手な高コストゲームよりよほど遊べるように思います。いわゆる「萌え」要素を差っぴいても。

結論。アクションゲームが苦手とか、アクションゲームに後ろめたい過去があるとか、アクションゲームが親のカタキのように見えるとかという人以外は、手を出してもいいんじゃないでしょうか。少なくとも見た目で飛びついたり、反対に私のように毛嫌いするのは、ちょっともったいないんじゃないかなと思います。

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