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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 このところ、日記をお休みさせていただいたのは……『龍が如く OF THE END』と『ガンダムシリーズ』により、精神的に著しく参っていたため。

 ゲームの中ではどちらもそれなりの理由があって、強力な銃火器や爆弾などを使用し『敵』を撃滅していくのですが、なんと言うか……

 ……たぶん「無人攻撃機を操縦して『敵』の施設に爆弾を落とした日の午後に、息子のサッカーの試合を見に行く」ような心的ストレスを感じてしまったように思います。

 「これはゲームなんだから割り切れ」って? それは無理です。だって物語に深く深く没入し、それを自分のものにする生き方をずっとしてきたから。でも一方で、私が生きる現実のウエートもかなり重くなっているので、そのギャップに気持ちが耐えられなくなりつつあるようです。


 そんななか、もはや私の処方箋となっているのが上橋菜穂子先生の『守り人』シリーズ。いよいよ最終『天と地の守り人 第三巻』も半ばを過ぎたところです。

 第一作『精霊の守り人』の頃はまだ11歳、ケガレを知らなかったチャグム皇子も、いまや自ら剣を握り、先陣を切って戦うひとりの男となりました。バルサもビックリするくらいの変わりっぷりですが、その根っこにあるのはあくまでも純粋な気持ち。民衆を守りたい一心で時に敵国の虜囚となり、同盟を結ぶために額を床に押し付けるようなことも厭わないのです。

 だから私も、こんな皇子が好きでたまらないのです。


 利害の違った異なる国、異なる人々の思惑が複雑に絡み合い、読んでいて頭が混乱することも少しありますが(笑)、大切な人を守りたいというバルサ、チャグム、タンダの思いに迷いはありません。だから私も一緒に戦っているような気分で、この国の行く末を――そして、みんなの未来をみてみたいと思います。

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