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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 中学から高校時代、筋肉少女帯の音楽を聞いたのがきっかけで、オーケンこと大槻ケンヂ信仰とでも言うべき時間を過ごしてきた私にとって、町田町蔵こと町田康さんは遠藤賢司さんと同じく、「なんだかすごい人」という印象でした。

 現代では考えられないような、危険でエキサイティングな人たちばかりがいた80年代アングラロック(とオーケンさんが言っていた)世界において、ひときわ異彩を放っていた町田さん。私が高校生の頃はすでに作家・町田康として活動していました(同時に自らを『パンク歌手』と自称していましたが……パンクロッカーではなくね)。


 もっとも、最初からいっぺんに打たれたわけではありませんでした。

 最初に読んだ詩集『壊色』は、なんだか……よくわからない、というのが第一印象。大阪言葉で語られる、暴力的なほどにあふれるエネルギーは伝わるのですが、何せ今まで見たことのない世界ですから、まだ10代の犬神には少し難しかったのかもしれません。


 だから、『ダ・ヴィンチ』のインタビュー記事は、理解を深めていくうえで、とても役に立ちました。これをきっかけに『屈辱ポンチ』『耳そぎ饅頭』などを購入。当時の日記を見るとわかるのですが、影響受けまくりと言うか……ああいう言葉遣いをしてみたくて、かなり意識して取り込んでいました。

 最近の著書はあまり読んでいませんが、私の10代~20代の境目において重要なポジションを占めることには変わりありません。

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