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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
パラドックスというのは、逆説と言う意味で、とにかく一度使ってみたいと思っていたものの、そもそもパラドックスの意味がよくわかってないものだから(国語力が乏しいので)、なかなか使えませんでしたが、この話題なら使えるんじゃないかな? と思ったので、ちょっとやってみますね。

私の家にはプラモデルがいくつかあります。箱にしまったまま、組み立ててないやつが。基本的には車のプラモしか買わないので、自動車(ポルシェ935とか)ばっかりですね。

どうして作らないのか。忙しい。時間がない。いやいや……と言って別にコレクションというか、積み上げて悦に入るような趣味はないのです。どうせなら組み立てて色も塗って綺麗に飾ってあげたいとずっと思っていたのですが、何せこの犬神、メンタルな部分だけでなくて指先もかなり不器用なんです。

ミニ四駆ならともかく、普通のプラモデルとなると、組みやすさで有名な田宮の1/24スポーツカーシリーズを素組みすることさえおぼつかず、以前にせっかく買ったカウンタックもきちんと組めないまま廃棄してしまった苦い過去がありました。

「ボディワークの天才」高木さんほどではないにしても、私も自動車と言うものが大好きで、そういったことをしてしまったことから来る、プラモデルに対する申し訳なさもあり、

「結局、おれは組まずにしまっておいた方がいいんだ。綺麗な状態を保ち続けるためには、何も手をかけない方がいいんだ」

という結論に至ったのでした。それが私の考える「ビューティフルモデル・パラドックス」です。


けれど、たまたまポルシェ935(1/20のクレマーポルシェではなくて、1/24のマルティニポルシェ)の作りかけの箱を見つけた時、私はその思いを打ち破りたいと思い、久々にプラモ作りを始めました。

スライドマークは劣化してぼろぼろになっちゃうし、ネジはしまらないし、透明な窓ガラスは指についた接着剤でぼんやり曇っちゃうし……まあ、お世辞にも「かっこいい」プラモデルとはいえない感じです。特にせっかくのマルティニ・ストライプが途切れ途切れになってしまって、なんとも見苦しい感じです。

「だけど そーゆうのは結構楽しいんだ
 自分の手を接着剤で汚して プラモデルとの対話みたいでさ」

そういうレベルなので、地道にコツコツ作っています。とりあえずスライドマークもほとんど貼り付けて、あと少し。次はケーニッヒ仕様のポルシェ928で、その次はシティ・ターボIIで……楽しいなあ、プラモって。

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