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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 色々書こうと思いましたが、もともとハードコアなオタク系アニメなので、語りだすと何を一番伝えたいのかわからなくなってしまう恐れがあるので、やっぱりシンプルに書くことにします。

 私が本作を初めて見たのは中学2年生の時でした。

 ハードSFっぽい世界観のくせに、努力とか根性とかといった前時代的な熱血スポ根人間たちばかりで、しかもそれが物語の重要な要素となっている……後の『エヴァンゲリオン』と比べると実にシンプルです(?)。

 どっちがいいのか悪いのかわかりませんが、当時はまだエヴァ放送前だったので、同じガイナックスで同じ庵野監督でも、私はこっちを選択してしまいました。そして努力と根性は、私自身にとっても非常に好きな言葉になりました。


 しかしながら、当の私は努力が大嫌い。つらいこととか面倒くさいことにぶち当たると即座に転進。可能な限り逃げ回って生きてきたものだから根性もなく、理想とは大きく、大~きく乖離した人生を送っていました。

 それは社会人になってからも同じで……むしろ悪くなったかな。小手先のやりくりで要領よく仕事をまわし、煙草なんかを吸いながら「ま、こんなもんでしょ」つって、しれーとしているような人間に成り下がってしまったのでした。

 色々、あきらめてしまっていたのです。


 そんな思いが揺らぎ始めたのは、私が借りている駐車場に止めた愛車の車内で煙草を吹かしている時に見かけた、近所の中学生の諸君。運動部のウォーミングアップだと思うのですが、学校の回りの道路を男子も女子もランニングしていたのですね。

 「ああ、自分があの子らぐらいのころは、すぐに息切れしちゃったっけ」

 そんなことを思い出し、つかの間、暗い気持ちになって。それを煙草を吹かすことで、何とかやり過ごしていたのですが……。

 何度も見ているうちに、

 「このまま、何も人に誇れる強みもないまま老いていくのかな」

 と思うと、さすがに見ない振りをし続けるわけにはいかなくなりました。


 とりあえず煙草を止めて、小学生のころからコンプレックスを感じていたフィジカルな部分を強化することを始めました。

 その時、「今さら……」とか、「もう肉体は衰えるだけなんだから……」という賢い(?)私自身の声をパワースラムで叩き伏せる原動力になったのが、思春期のころに叩き込まれた『努力と根性』だったのです。

 かっこ悪くてもいい。無駄なことかもしれないけど、それでもいい。小石の一粒でもいいから、何かを掴みたい。そう思ったのです。


 そんな風に発起して、このブログにも『からだRevolution』という項目を作り、できることから少しずつ積み上げて約3年。結構○ヵ月単位でサボっていた時期もあるので、かーなーり!(デネブ風に)歩みは遅いですが、それでも何とか5kmも走ることが出来たし、腕立て伏せもある程度はこなせるようになりました。ついでに言うと、ベルトの穴が一段階右側にスライドしました。もともとそれほどウエストが出っ張ってるわけではないのに、さらに狭まってしまったようです。スゲェ!(笑)

 もちろん、一般的に見ればまだまだでしょうし、これからもさらに上を目指して続けていくつもりですが、少なくとも中学生・高校生だったころの私よりは強くなったと言う確信はあります。とりあえず及第点といったところでしょう。

 それを記念して、というわけではありませんが、買ってから3年ほど封印していた、PCエンジンの『トップをねらえ!』をやってみました(デジタルコミックという名のアドベンチャーゲーム)。


 ……さすがに昔ほど純粋にハマることは出来ませんでした。どうにも監督およびスタッフのオタク趣味が鼻について、少し苦い感じです。私はもう、あのころほど純粋なアニメボーイになることは出来ないようです(なったらなったで問題ですが)。

 とりあえず私なりに努力(3年間、亀の歩みでも積み上げてきたこと)と根性(積み上げた努力の上に立ち、そこからさらに上を目指す時のモチベーション)を身につけたので、これでもって卒業とさせていただくことにしましょう。

 ありがとうコーチ、さようならエクセリヲン。あの時聴いたアマノ少尉(当時)との『男と女のラブゲーム』は忘れません。こぼれた水はまた汲みます。


 まだ書き足りないような、もう十分なような、よくわかりませんが、とりあえずこれで一区切りとしましょうか。いろいろなジャンルが混ざっていて、どのカテゴリに入れたらいいのかよくわかりませんが……とにかく、あと2週間。何とか間に合ったのかな。

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