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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 極めてマニアックで、しかも時期外れと言うか、突然思い出したようなことなのですが、せっかく写真の話題で来ているので強引に書かせていただきます(笑)。


 10年ともう少し前、かつて私が高校生だったころ、私は写真部に籍を置いていました。

 そこではカラーフィルムではなくモノクロフィルムで撮影を行っていました。理由はたぶん、現像~プリントまでの工程が、それこそ高校生でも出来るくらいシンプルで容易だったからなのだろう、と思います。

 写真を撮るのは言うに及ばず、そのあとの作業もすべて自分でやると言うのは、とてもいい経験でした。特にプリントに関しては、自分の意志でトリミングとか、色の濃淡とかを決められたので、大会用の大判写真などはそこでまたひと勝負と言ったところでした。

 この時利用していたのが、三菱製紙の「Gekko」という印画紙だったのですが……。

 あれから10年以上が経過して、ふとその言葉を思い出して。

 「あのゲッコーと言う言葉は、いったいどういう意味だったんだろう」

 つって、ちょっと検索してみたのでした。

 そうしたら、日本語でそのまま「月光」と言う意味みたいですね。ブルーブラック(冷暗調)の色合いを月光調と言うそうで……。月光と言うと夜間戦闘機を思い出す犬神にとっては、ちょっと意外でした。まあ名前の由来を知れば、なるほどねと思うのですが。

 ただ、そんな私の思い出がある「月光」印画紙も既に生産終了(現在はインクジェットプリンタ用モノクロ写真印画紙として復活)。これも時代の流れか……と思ったり思わなかったり。


 「モノクロには、モノクロにしかないよさがある」

 当時の写真部顧問からよく言われた言葉です。

 あれから何年も経って、カラーフィルムまたはデジタル方式でしか写真を撮っていない犬神が、そのことを「わかる」とはとても言えませんが……。写真以外に色々と経験を積んだ今なら、少しはその言葉が、理解できるかもしれません。

 そのときは……。

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