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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
前田日明、格闘技低迷と震災で決起「本格的なリングスネットワークの再起動も視野に入れていく」(カクトウログさん)

 先日、格闘技の世界が妙に元気がない……といった記事を書きましたが、そんな私に強烈なパンチを繰り出してきたがごとき前田日明氏の会見でした。

 さかのぼればUWF、そのあとはリングス、さらに現在ではOUTSIDERと、常に何もないところから少しずつ団体を育てていった前田氏ですからね。「誰もついていきたがらないから、ひとりでリングスを興すことになった」なんてネットで記事を書いていた方もいましたし、私もそれに同調していたこともありましたが、こんな時代にこれほど強い口調で「やる!」と言ってくれているのは、素直に共感します。

 いいことはいい。よくないことは、よくない。前田日明だから、という理由でそこをごまかしちゃいけないのかな、と思うのです。


 OUTSIDERに関しても、私はあまりいい感情を持っていませんでした。そこに参加している人たちが、興行名と同じ、いわゆる不良の集まり。グラップラー刃牙でいえば柴千春みたいなのばっかり集めてやってるわけですからね。そんなもの……という思いがずっとありました。

 ただ、そういった人たちをプロの格闘家になれるよう育てていって、実際にデビューさせるシステムを作ったのは、そういった人たちと向き合う前田氏だから出来たことでしょう。それはスゴイなと思うのです。

 さらに言えば、所属選手たちの気持ちの強さとか熱さとか。……これはカクトウログさんが引用している『バトル・ニュース』内で書かれているところなのですが、「ああ、結構やるもんだなあ」って。震災直後に自分たちの意志で、パッと救援物資を持って福島に行ったりしたそうで。

 多分こういった話題に関して、その是非を問う声があるのかもしれませんが、私個人の意見としてはとにかく「いいこと」だと思います。実際に行動を起こしたこともそうだし、そうしようと思った心意気も。少なくともこういった行為を偽善とか何とかってグチャグチャ言うような人間よりはずっとずっとずっと「いいこと」だと思います。


 私はそっち側の人間にはなれないし、なりたいとも思わないし、支持するつもりもないのですが……でも、喧嘩ではなく格闘技の選手としてOUTSIDERに出場し、さらにその先を目指そうとする選手たちのことは応援します。そしてそういった活動を世界レベルに(リングス・ネットワーク)押し広げようとする前田氏の活動をも、応援したいと思います。

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