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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 では、昨日の続きです。

 ……と言いたいところなのですが、ちょっと内容を変更したいと思います。

 というのは、割と冷めた視点で『頭文字D』に熱狂したあの頃はなんだったのかと言うことを振り返ろうと思っていたのですが、わずかに記憶に残っている当時の名台詞とかを検索し、ストーリィを頭の中で補完していくうちに、かつてのドキドキまで一緒に思い出してしまって。

 これは、ただざっと振り返るだけじゃ物足りないなと思い、改めてちゃんと書こうと思った次第です。


 当時の私の年齢は20歳そこそこでしたから、マンガの主人公たちともほぼ同世代。あえて言えば藤原タクミに対する池谷先輩とか、そのくらいの立ち位置でしょうか。

 それでいて、当時は免許を持っていなくて、空想やビデオゲームの中でしか車をたくさん運転したことがなかったので、割と「その気に」なりやすかったんですよね。ゲームの中でなら結構上手に車を運転できるし、どんな車のオーナーにもなれるし。

 こういったベースがあったので、限界ギリギリのところでバトルを繰り広げる登場人物たちとマンガの世界に対して、まさに「アドレナリンどっばどば」だったのです。


 あと、今になって読み返してみると、脇役陣がすごく好きみたいです私。

 たとえば、隠れファンが多い(?)中里毅。マンガの中では連戦連敗ですが「GT-RのRは不敗神話のRだ」「イモロータリーなんかに負けっかよ」「また板金7万円コースか……」など、印象的なセリフをポンポン口にしています。連敗街道とはいえひたむきな努力でチーム内の結束力も上がっていますし、とにかく好きなんです。

 あとは走りとは関係ない部分ですが、池谷先輩とか武内樹の恋愛話は今思い出しても胸がキューッとなってしまいます(特に池谷先輩……女の子の方を知ってる読者サイドからしてみれば「行けよ!」と猛チャージしたくなってしまいます・笑)。あ、主人公は割とモテるっぽいので全然興味ないんですけどね。

 それから、同じAE86型スプリンターを愛車にしている秋山渉さんなんかも面白いですね。

 古い車で新しい車を追い込むのが快感なんだと言いつつ、貧乏根性と言うかひがみ根性大爆発(笑)。マンガだったかゲームだったか忘れましたが、バトルを断ると「オレがハチロクだからか?」と言ったり、藤原タクミが搭載した改造エンジンを見てうらやましがったり、そのエンジンのスゴさに気づかないことに怒ったり。実際に相対したらこれほど面倒くさい人はいないと思うのですが(笑)、車が古い分培った技術と根性はすさまじいものがありました。気の強い妹も合わせて好きです。



 じゃあ、いつからそういった感情が薄れていったのかというと……前回も書きましたが、車の技術以外で勝とうとする人たちが出てきた頃でしょうか。地面にオイルを撒いたり、車を降りたところで脅しをかけてきたりね。

 (つづく)

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