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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 かつて我が国にあった陸軍には『工兵』という兵科がありました(現在の『施設科』に相当)。

 これというのは歩兵や戦車が進軍できないような場所をどうにか進軍できるように、たとえば川に臨時の橋をかけたり、通り道を作ったりと、裏方の仕事をになっていたのだと言います。

 そしてこのうち、前線で敵の攻撃にさらされながら作業をする部隊を特に『戦闘工兵』と呼ぶ……そうなのですが……

 長らくこの『戦闘工兵』という言葉を誤解していたんですね。

 そう、『ファミコンウォーズ』のユニットにある『セントウコウヘイ』のように、重武装の特殊部隊か何かだと思っていたのです。なので「なーんだ、思ったより地味な兵科なんだな……」と、かってに誤解しておいてかってにガッカリしてしまった、ということがありました。


 さて、何でこんな話をしているのかというと、昨日の私がまさに工兵的なことをしたためです。

 まあ、そうは言っても一般人である私のやることなんて、そんな兵隊の皆々様と比べたらお遊びにもならない程度なのですが、昨日ちょっと多めに降った雪のために……駐車場でスタックしてしまったのです。そしてこの状況から抜け出すために、常に車に搭載してるスコップを片手に緊急出動! ザックザックと雪をかき出し、何とか脱出と相成ったのでした。

 普段、私が搭載しているスコップと言うのは雪かき用ではなく園芸用の剣先スコップで、しかも取っ手・柄・ヘラすべてが鉄製の強力なやつです。そのため結構重いのですが、かなりラフな使い方をしても壊れることはありません。その耐久力が何よりも魅力的です。

 そして、こうして雪をかき出しているうちに、「工兵の人たちというのは、たとえば戦場でこういう状況になった時にも、真っ先に飛び出していたのだろうな……」と思ったのでした。

 今の自衛隊の設備科の皆様も、災害派遣の時などは瓦礫の撤去や救助に大活躍と言いますし、私も銃後の守りを固められるよう、せめてこういう真似事でも経験しなければイケナイな……と思った、厳しい寒さの日でした。

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