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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 東京操体フォーラムという、平直行さんも顧問として参加する団体のブログを読んでいて、「えっ?」と思うようなことがあったので、今日はその記事を書きたいと思います。

 今回ネタにするのは福田勇治さんが1月22日に書かれた『性について考える』というもの。

 この記事によれば、全国の16~49歳の男女3,000人を対象に行った調査の中で、

 セックスに「関心がない」「嫌悪している」と答えた人の合計は、男性で前回(08年)より8ポイント増の18%。女性も11ポイント増の48%。特に16~19歳では男性が17.5%から36.1%へと2倍以上に急増し、女性も46.9%から58.5%に増えた。(太字は引用個所)

 のだそうです。

 
 私も福田さんと同じように「何か、人間として大事な感情が失われてるんじゃないの?」と、薄ら寒い気持ちがしました。

 かくいう自分のハイティーンだった頃はどうだったのかというと、まあ……確かに四六時中性行為のことを考えていたわけではありませんが(笑)、それでも平さん風に言えば『妄想で暴走』していた頃。とにかく女の子と話したくて、モテたくて、毎日突っ走っていたように思います。

 でも、そういうことを考える時には、必ず背徳の気持ちと言うか……後ろめたい気持ちと言うか……「性行為とは下品で汚らわしくて見たり考えたりしてはいけないものである」という理があったのです。それは私の両親(特に親父)から、ずっと幼い頃から叩き込まれ、刻み込まれたものなのです。

 まあ私は自分で不健全な図書などを読み、理屈を本能でねじ伏せたおかげで何とか今に至るのですが、要するにいつの頃からか誰かが唱えつづけた理想の「健全な青少年」が増えてきてるってことなんでしょうね。そういったエロに興味を持たず、むしろこれを嫌悪する。昔の大人の人たちが望み、今も東京都の偉い人が望んでいる姿が、こんな感じなのかな。

 なんか、やっぱり、若いうちは多少毒のあるものを取り入れた方がいいような気がします。そうじゃないと、いきなり現実に直面した時に、潰されるような気がするのです(私も潰されかけたし)。

 やはり私の目指すものは、本能に忠実であること。実際に誰かと何かを出来るかどうかは……まあご縁次第でしょうが(笑)、草食草食と言われても無表情でのろのろゲームやアニメや電子掲示板に入り浸るような人間にはなりたくありません。せめてちゃんと考え、ちゃんと「生きている」人間にならねば、と思うのです。

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