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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 このところちょっと体調を崩してしまって、あんまりちゃんとしたブログを書けずにいる犬神です……なんか、やっぱり元旦に神社で見た『変革運』というのがかなり効いている気がします……。

 そういうわけで、本当はぜひとも記事にしなければいけない出来事があったのですが、それは少し温めることにして。……とりあえず今、思ったことを書きます。


 さて、先日弟者が何を思ったか『らんま1/2』というマンガの10冊セットを買ってきました。いわく以前から読んでみたかった、とか。

 いまさら私が語るまでもなく『らんま』といえば高橋留美子先生の超絶ヒット作品です。

 中国の秘湯・呪泉郷の効果により水をかぶると性転換する能力者になってしまった早乙女乱馬が「あかね」といいなずけにされてしまい、反発しあいながら学園生活を送ると言う、その気になれば100年でも200年でも話が続きそうな設定のマンガです。

 何を隠そう不肖犬神、中1の頃に『うる星やつら』で性の目覚めの扉をこじ開けられたという過去がありまして(=初めて『女の子が可愛いから』読んだマンガだった)そのため本作もなんとなくその延長線上にあるような感じがしました。

 主人公の乱馬は、『うる星やつら』でいえば藤波竜之介のような設定ですよね(そしてあのパンダ親父は……「海が好き~!」の親父にそっくりですね、色々と)。あと、ヒロインのあかねは、三宅しのぶと水乃小路飛鳥を足して2で割ったようなイメージがあります。ああ、あと久能先輩は面堂かな……。

 と、まあそんなこんなで中期以降の、大分丸くなった『うる星』にそっくりなので違和感なくスッと受け入れることが出来ました。


 実は『らんま』には、読んだこともないくせにあまりいいイメージがありませんでした。

 というのはかつてよしりんこと小林よしのり先生の『ゴーマニズム宣言』で、本作を『気持ち悪いオタクがまとわりつくもの』として糾弾していたから。……いや、別に作品自体を批判していたのではなかったかな。ただそういったオタクな人々に忌み嫌われることがすごく嬉しいって、そんな風に言っていたような気がします。

 でも、実際に読んでみると、あんまりモエモエしないんですよね。

 主人公は半分男だし、あかねは時々可愛いけど油断するとぶちのめされそうだし、小太刀は変態だし、その他のヒロインも……。

 まあ、三十歩くらい離れて、見ているんですよね。あんまりその世界に入れ込まないで、割合冷静に眺めて。

 ……やっぱり同じ作者だけど『うる星やつら』とは違いますね。『うる星』なら、今でも結構ドキドキしちゃうけど、こっちはそんなことはない。それとも当時はこの程度でもオタクな人たちは十分コーフンしていたのかな。

 ともあれ、この程度であれば、マンガとしてちゃんと読み進められる。そう思って今、4巻目に手をかけようかなと思っているところです。

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