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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 今年は、去年とかおととしと比べて、たくさん本を読んだ一年であった、と思います。まあ、それまでがあまりにも少なかったので、とても胸を張れるような冊数ではないのですが、すごくいい物語との出会いがたくさんあったように思います。


 一応、きっかけとなったのは『四畳半神話大系』かな。あとは同時に買った『夜は短し歩けよ乙女』。前者については表紙が今の版になる前のバージョンでしたが、ともかくこれで、再び小説の世界に引っ張り込まれました。もちろん抜群にお気に入りです。


 ちなみにこの本との出会いは、やくしまるえつこの『神様の言うとおり』という曲を聴き、それが『四畳半神話大系』のアニメ版で使われていると聞き、「まあ、やくしまるえつこが歌っているんだから、それなりのものなんだろう」と思ってとりあえず原作本を手にした……という、ちょっと不思議な出会いでした。面白いものです。


 そのあとは記録的な猛暑の中、『龍が如く3』と並行して読み進めた、上橋菜穂子先生の『獣の奏者』シリーズ。これもまた去年だったか、アニメでやっていたのを見たのがきっかけでした。まあ、それでなくても上橋先生の物語は『守り人』シリーズで相当気に入っていたのですが。

 全4巻のうち、3巻まで読み終えましたが、これは本当にすごい物語でした。すごすぎて1回読んだだけではあんまり理解できていません(苦笑)。なのでもう一度読み、何とか自分のものにしてから、感想文を書きたいと思います。



 そして、これはごく最近なのですが、齋藤智裕の『KAGEROU』ですね。

 サンケイスポーツの匿名記者たちからはなんだかんだとけなされ、あげくの果てに週刊誌で八百長疑惑をぶち上げられるなど、悪い意味で話題になっている感がありますが、なるほど、そういった人たちから見れば、どうしてこの本が大賞に選ばれたのか理解できないのでしょう。

 十分な取材? ふん。プロの目から見ればそんなものってこと? ふん。

 まあ、もしもそれがプロであり、正しいのであれば、私は正しくなくてもいいです。ライトノベル級の文学脳でもいいです。アマチュアでいいです。

 ただ、私の心は物語の世界とうまくリンクしたし、読後感もすごくよかったです。だから批判酷評の言葉には耳を貸しません。Amazonのレビューも見ません。あえて感情的に、私はこの本をオススメします。



 
 物語以外でも、色々と本を読むようになって。……ともかく、また活字の世界に親しめるようになったのが、今年の大きな収穫ですね。一時期は活字どころかマンガさえろくに読まなくなっていたのですが。

 ただ、今年の目標に掲げていた『ライトノベル』の世界は、来年に先送りになりそうです。ま、これは仕方がないのかな。


 最後になりましたが、私にとって『面白い本』っていうのは、やっぱり波長がきちんと合わせられる本なのかな、って気がします。批評家の目線で行けば言葉遣いがどうとか物語の展開がこうとか、あるのかもしれませんけど、私はアマチュアですから。ただの消費者ですから。面白ければ何だっていいんです。

 そうすると、今まで毛嫌いしていたライトノベルの世界も多少は触れないと嘘になりますからね。今年なんとか活字メディアに親しむところまでは行ったので、来年はこれをさらに飛躍させていきたいと思います。……ただし、だからといってどんなラノベも「面白い」と感じられるかどうかは別問題ですよ。少なくとも『生徒会の一存』とかは、ザックリした内容紹介を見ただけですが、アレはNGのような気がします。

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 一応、きっかけとなったのは『四畳半神話大系』かな。あとは同時に買った『夜は短し歩けよ乙女』。前者については表紙が今の版になる前のバージョンでしたが、ともかくこれで、再び小説の世界に引っ張り込まれました。もちろん抜群にお気に入りです。


 ちなみにこの本との出会いは、やくしまるえつこの『神様の言うとおり』という曲を聴き、それが『四畳半神話大系』のアニメ版で使われていると聞き、「まあ、やくしまるえつこが歌っているんだから、それなりのものなんだろう」と思ってとりあえず原作本を手にした……という、ちょっと不思議な出会いでした。面白いものです。


 そのあとは記録的な猛暑の中、『龍が如く3』と並行して読み進めた、上橋菜穂子先生の『獣の奏者』シリーズ。これもまた去年だったか、アニメでやっていたのを見たのがきっかけでした。まあ、それでなくても上橋先生の物語は『守り人』シリーズで相当気に入っていたのですが。

 全4巻のうち、3巻まで読み終えましたが、これは本当にすごい物語でした。すごすぎて1回読んだだけではあんまり理解できていません(苦笑)。なのでもう一度読み、何とか自分のものにしてから、感想文を書きたいと思います。



 そして、これはごく最近なのですが、齋藤智裕の『KAGEROU』ですね。

 サンケイスポーツの匿名記者たちからはなんだかんだとけなされ、あげくの果てに週刊誌で八百長疑惑をぶち上げられるなど、悪い意味で話題になっている感がありますが、なるほど、そういった人たちから見れば、どうしてこの本が大賞に選ばれたのか理解できないのでしょう。

 十分な取材? ふん。プロの目から見ればそんなものってこと? ふん。

 まあ、もしもそれがプロであり、正しいのであれば、私は正しくなくてもいいです。ライトノベル級の文学脳でもいいです。アマチュアでいいです。

 ただ、私の心は物語の世界とうまくリンクしたし、読後感もすごくよかったです。だから批判酷評の言葉には耳を貸しません。Amazonのレビューも見ません。あえて感情的に、私はこの本をオススメします。



 
 物語以外でも、色々と本を読むようになって。……ともかく、また活字の世界に親しめるようになったのが、今年の大きな収穫ですね。一時期は活字どころかマンガさえろくに読まなくなっていたのですが。

 ただ、今年の目標に掲げていた『ライトノベル』の世界は、来年に先送りになりそうです。ま、これは仕方がないのかな。


 最後になりましたが、私にとって『面白い本』っていうのは、やっぱり波長がきちんと合わせられる本なのかな、って気がします。批評家の目線で行けば言葉遣いがどうとか物語の展開がこうとか、あるのかもしれませんけど、私はアマチュアですから。ただの消費者ですから。面白ければ何だっていいんです。

 そうすると、今まで毛嫌いしていたライトノベルの世界も多少は触れないと嘘になりますからね。今年なんとか活字メディアに親しむところまでは行ったので、来年はこれをさらに飛躍させていきたいと思います。……ただし、だからといってどんなラノベも「面白い」と感じられるかどうかは別問題ですよ。少なくとも『生徒会の一存』とかは、ザックリした内容紹介を見ただけですが、アレはNGのような気がします。

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