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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 長らく携帯音楽プレーヤはカセットだ! と意地を張って利用していたのですが、やはり「電池の容量が少なくなると女性ヴォーカルの歌が徳永英明のカヴァーした仕様になる」現状のプレーヤに我慢できず、次のステップである『ポータブルCDプレーヤ』に移行することにした犬神です。

 どうしてそこでデジタル音楽プレーヤではないのか、という突っ込みもありそうですが、できるだけ古いメディアにこだわりたいのです。

 振り返るに、私が初めてポータブルCDプレーヤを購入したのは10年くらい前の正月だったような気がします。まあ、パナソニックやソニーといった一流ブランドのものではなく、かなり廉価な代物ではありましたが……。

 ただ、それまではCDを買ったり借りたりしても「いったん自宅のコンポでダビングしてから」持ち歩かなければならなかったわけで、いきなりCDを再生できる機械を手に入れたときは、それはもう感動しました。

 ちょうどその時は大学に進学して、電車の移動の時間とか、そういうのも増えてきましたからね。CDを聴きながら学校の自習室でレポートを書いたりなんだりと、当時の思い出と直結したメディアなんです。

 当時利用していたプレーヤは今もあるにはありますが、あいにく電池を入れ替えてもきちんと動作しなくなり……その後デジタル音楽プレーヤに移行……さらにそのプレーヤが壊れると今度はカセットにまた逆戻りし……今回の復活にいたる、というわけでして。


 今回は新規に購入したわけではなく、今から5~6年前に買ったパナソニックのSL-CT500という機種を引っ張り出してきたのですが。



 パナソニックの商品概要

 これはそもそも、カセットデッキしかついていなかった私の2代目愛車(今も3代目と並行して現役ですが)の車載CDプレーヤとして購入したものであり、その役目を終えたあとは長らく自室にほったらかしにしていたもの。

 正直なところ外部電源以外での利用方法がよくわからなかったのですが、今回久々にアレコレいじりまわしているうちに電池ボックスと思しきものを発見、試しに使ってみようと思った次第です。


 今はもうパナソニックではCDプレーヤは生産していないようで、いわば退役した過去のメディアである……と思って、こういう文章を書いているところですが、一方で先駆者・ソニーは今もCDウォークマンを生産しているようで、このあたりにはもしかすると、世界初のポータブルCDプレーヤ「D-50」を赤字覚悟で世に売り出した(原価率200パーセント!)企業としての理念があるのかもしれません。もしそうだとしたらカッコイイぜ、ソニー!

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