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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
私が尊敬する人はそりゃいっぱいおりますが、その中のひとりである「ザ・グレーテスト」モハメド・アリは、「快楽を得ることができたって、神のお気に召さなけりゃなんの意味もない」と言い、金メダルを川に投げ捨てました。というと日本語として誤解されるのは明らかなので訂正を入れます。

金メダルを川に投げ捨てたのは、それが無価値だと断じたためです(単純になくしちゃったのを美談に仕立て上げたと言う話もありますが、この方がかっこいいので私はそれでいいです)。金や名声や、そういったものでこころが満たされないために、「天国の家賃」としての奉仕を続け、神様に気に入ってもらおうとしていたそうです。

来世信仰、というのは洋の東西を問わず、たぶん結構、みんな普遍的に持っている感覚なのかな、と思うのです。天国とか、極楽とか、浄土とか、呼び方は様々でしょうが、来世にみんな望みを託して、かといって現世で何もしないと来世でいいことがないから、みんないいことしましょうよ、と言っているんだと思います。

いいことだと、思うのです。

自分のやりたいことを押し通すためには、やっぱりそれなりの理由が必要なわけで、たとえばそれが自分のこころのよりどころでもある、神様のため、なんていったらこれほど力強いことはありません。

誰かに何かしてあげるのに、どうして理由が必要なもんかね。そうおっしゃる向きもあるかもしれません……というか、私が割とそうだったりします。理由がなくても、そりゃいいかもしれません、やろうと思えばやれるのかもしれません。

それでも、やっぱり。力ずくを押し通すためには、私の自我は少し弱いようです。だから、やっぱり、神様がいて欲しいと思うのです。

来世のために、現世をよく生きる。誰かのために徳を積む。それでいいと思うのです。誰かの言葉を借りると、言いたいことが見えなくなってしまいますし、きちんと言いたいことを言うために自分の言葉でいいます。

まあ、よく生きましょう。楽しく、みんなも楽しくするように、ね?

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