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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
海なり山なり湖なり、まあどこでもいいのですが、休みの日は必ずといっていいほど外に出かける私。

 ただ、今日は「たまには街に出るのもいいのかな」と思って、村からはるばる隣の街・盛岡市に行ってきました。


 って、まあ仕事がある日は行ってるから、行くこと自体は特別ではないのですが、
ちゃんと時間を取って街をフラフラ歩くことをするのは、数年前に隣村に引っ越してからは、あまりなかったのでね。たまには自分の足で歩いてみよう、そう思ったのでした。


 そうしたところ……まあ散々なものでした。

 『初音ミク Project DIVA arcade』が稼動していると公式ホームページにあったのでラウンド1盛岡に行ってみたら撤去済みだし、しょうがねえつって昔よく通った楽器店という名のCD屋は定休日だし、床屋も定休日だし(関係ないし当たり前ですけど)。

 そんな感じで打ちひしがれながら帰途についている時、10年以上前に初めて澁澤龍彦の本を買った古本屋を見かけたので、久々に寄ってみようと思ったら……ドアは固く閉ざされてるしで、結局えたものは小一時間歩き倒した疲労感だけでした。

 ……これだけ書くと、なんともガッカリな一日に思われるかもしれませんが、転んでもただでは起きたがらないのが私。無理やりにでもよかったと思い込むため、こんな理屈を引っ張り出してみました。

 それは、自分の記憶と現在を照らし合わせて、修正する楽しみ。


 「あれ? こんなところにこんなお店が出来たんだ」って驚いてみたり、「ああ、このお店はもう、なくなっちゃったんだ……」って寂しさを感じてみたり。

 それに、実際に歩いてみると、自分はまだまだこの町を知らないことがわかりました。

 というのは、いつも車で通る道と、一本違うところにふらっと入ってみると、もう知らない街のように見えてしまって。

 ちょっと不安を感じながら、方向感覚だけで歩き、知っている道に出ると、「ああ、こんなところにつながるんだ……」と思う。ごく小さな発見ですが、こういうのが楽しいのですね。


 結局、欲しいCDもやりたいゲームもなかったのですがこうして街を歩くこと自体が、私にとっては拾い物というか、もうけ物だったのかもしれません。

 こう思えれば、もう何があってもプラスしかありませんよね。うん、その方が楽しいし、やっぱりこれからも、こんな感じで行きましょう。

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